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2009年5月23日 (土)

器具の滅菌対策

最近インフルエンザが猛威を振るっていますね。

当院はインフルエンザ流行前から滅菌対策についてはかなり徹底的に行っているのでさほど「インフルエンザ対策」という手段はとってはいないのですが、患者様用のパウダールームに医療用手洗い洗剤とウエルパス(医療用速乾性消毒薬)を置くと皆さんこぞって来院されると手洗いされています。当院はパウダールームに以前から使い捨て歯ブラシや使い捨てうがい薬も置いていましたが、最近は来院の患者様の7割位が必ず来院してうがいをされたり歯磨きをされるケースが増えて皆さん感染予防を意識しているなと感じる今日この頃です。

さて、当院は患者様に触れた器具は必ず1回1回必ず滅菌しているのですが、当院はタービン5本、ストレート・コントラ・超音波洗浄器を各3本、3WAYシリンジが10個、バーセットが6個あるのですが高速滅菌気「ステイティム」があるので金属類の器具の滅菌はすぐに上がります。ただ、プラスティック類など高圧蒸気滅菌の出来ない器具に関して、今までグルタラール製剤(商品名バスター)を使って30分薬液に漬けて滅菌していたのですが、30分というと結構な時間になり滅菌が回らなくなってきたので、コスト面では高くつくのですが患者様への徹底した滅菌管理した器具の提供とスタッフの手間削減の為にグルタラール製剤(バスター)からフタラール製剤(ディスオーパ)へ変更致しました。

ディスオーパは滅菌時間5分と画期的に早いのと、器具を洗ってから薬液に漬けるのですが洗い残しがあると器具が着色して「不潔」と視覚的に分かるので非常に便利です。

ただ、ランニングコストが非常に高いのが難点。バスターは開封後1ヶ月使用可能だったのですが、ディスオーパは開封後2週間しか持たない上に、価格がバスターの倍近くになります。

滅菌対策は医療業界では基礎的な基礎で当たり前ですが、まだ歯科ではあまりきちんとした滅菌対策が出来ていないのが現状です。C型肝炎やB型肝炎、エイズなどの感染症が歯科から感染すると言われています。コスト的に医科なみに滅菌対策を行うと歯科は難しいのが本音ですが、だからと言って「器具の使いまわし」が許されているのは私的には疑問に感じます。

前の患者様が使用したタービンを自分の口に中に入れられたらどう思いますか?

アルコール綿で拭くだけで菌が死滅しますか?

私なら前の誰かわからない方が使用した器具を自分の体内に入れられると思うと気持ちが悪くて絶対に無理です。自分が無理なものを患者様には絶対提供したくありませんので滅菌対策のコストに関しては当院はかなりかかっているので会計士さんからも「材料費が高い」と言われていますが、そこだけは妥協できないので折れていません。

当院は口腔外科ということもあり、出血を伴う観血処置が多いため滅菌対策は病院並みにきちんと行うよう心がけております。安心して受診して下さい。

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