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2009年5月30日 (土)

新規開業のお祝いで喜ばれるものは?

親戚が6月1日に開業するのですが、当院は平成19年4月3日に開業しました。

開業前後は各方面から開業祝を頂いたのですが、今まで送る側だったのが送られる側になってみると「コレ頂いたけど、どうしようか…」と思うものが正直あります(頂いていてこんな事を書くのもなんですが…)

知り合いの先生方の開業のお手伝いなども今まで何件かしてきて、その際にも開業した先生方も口をそろえて「開業祝って、これもらうとどうしたらいいか困る時あるよね」という話も交えて、一般的に開業医の先生がお祝いで貰って助かるもの、役立つものは何か?というものを独断と偏見ではありますが、もしお知り合いが歯科医院を開業されるので開業祝を送られる時は参考にされてはと思いますので記事にします。

まずお祝いで一番多いのが胡蝶蘭。これは医院が華やかになって開業ムードいっぱいですが、開業の時はまず関係業者はすべて胡蝶蘭だと思ってもらえればいいので業者だけでかなりの数の胡蝶蘭が届きます(しかもかなり立派な鉢のもの)。その上、他の知人友人などからも胡蝶蘭を頂く場合も多いので院内は「プチ胡蝶蘭展示会」状態になります。院内はそう大きなスペースがあるわけではないのでどうしても飾れる鉢の数が限定されてしまい、頂いたけど飾るスペースがないのでどうしよう??となります。

次に多いのが観葉植物。胡蝶蘭と同じく大きな鉢植えの観葉植物もたくさん届きます。胡蝶蘭同様、そうたくさん院内に飾れないのでこれも「どこに置こうか」状態になります。当院は狭いので観葉植物の鉢は全て院外に飾らせていただき医院入口前がジャングル状態になっていました(苦笑)

このように胡蝶蘭・観葉植物系は頂いたのに飾れない、というパターンが多いです。皆さんお祝いをくださった方は殆開業当日か開業数日後にお祝いに訪れてくれるので「あ、私の送った鉢が飾っていない…」と思われてしまうのでどうしようかと悩んだ覚えがあります。

次にある程度気心の知れた方には「開業祝、これだけは勘弁して下さいね」とお伝えしたものがあるのですが…。意外と頂いて困るもの(当院だけでなく、これはどこの先生もおっしゃられるのですが)は、時計・鏡・絵画・置物などの類です。なぜかというと、最近開業される先生はデザイナーを入れている場合が多いので小物類も全てプロデュースされているケースがあり、時計や絵画や置物を頂いてもデザイナーさんから拒否されたり飾るスペースがない場合が多くからです。

特にご年配の方からは「△△歯科医院様江 寄贈○○歯科医院」というように文字の入った鏡や時計を頂く事があり飾ると医院のデザインバランスが崩れるし、かといって飾らないわけにもいかないし…というケースが多いです。置物や絵画も好みがあるのでこれもと好みのものならいいのですが、もし好みのものでない場合はどうしようかと悩みどころです。知り合いの先生はデザイナーズでかっこいい医院を作ったのですが、恩師の先生から大きな柱時計でしかも「寄贈○○歯科医院 歯学博士 △山△太郎」とデカデカとサインの入ったものを頂き、置き場に困り待合室に飾ってあるのですがスペースが狭くなりデザインがその柱時計が悪目立ちすぎて、白で統一したモダンなデザインの待合室の中、柱時計だけが浮いてしまっている感じで残念だなぁ…と感じた事がありました。頂いた先生も「恩師の先生だけに飾らないわけにも…」と苦笑いされていました。

あと、気をつけたほうが良いのが「靴べら」。最近の医院は土足医院が多いので靴を脱いでスリッパに履き替えるというケースは少なくなっています。当院も土足診療なのですが、開業当日にエルメスの「靴べら」を頂き、贈るほうも頂くほうも気まずかったということがありました。「靴べら」を送られたい方は医院が土足なのか、靴を脱ぐタイプなのか確認してからのほうが無難でしょう。

ここまでは否定的なものが多かったのですが、頂いて助かったものや喜ばれるものは何かと言うものを他の先生や私達が開業した時に感じたものを記載します。まず、同世代で先に開業した若い先生からの開業祝は頂いて非常に助かったと言うものが多かったです。きっとその先生方もご自身が開業した時の事をご経験されているのでそのようなものをセレクトされてるのだろうと思うのですが、開業医の先生TO開業医の先生への開業祝で送られるなら「歯科器材」が圧倒的に喜ばれるのではないでしょうか?

当院がありがたかった開業祝は「埋伏智歯の残根カンシ(横に生えた親知らずの根を抜く医療器具)」や「へーベルのあまりメジャーでない大きさのもの(抜歯をするときに使う器具)」、「キシロカインの注射筒(麻酔をするときのディスポの針と麻酔液を入れる注射筒)」、「小児用抜歯カンシ(子供用の抜歯器具)」など、自分ではまだ開業したてでそこまで揃えていないけどあるとすごく助かるもの、もしくはいくら数があっても困らない歯科器具など非常に助かりました。開業医の先生同士なら歯科医療器具を送られてはいかがでしょうか?もし気心の知れている先生への贈り物なら直接開業される先生に「器具、足りないのあったら送るけど何かほしい器具ある?」と聞いてあげてもいいかもしれません。

開業医の先生から開業医の先生に贈る場合はそれでいいかもしれませんが、一般の方から開業の先生に送られる場合は何が喜ばれるか…というと。

ズバリで申し訳ないのですが「商品券」です。開業祝を頂いたら必ずお返しをするのがお約束なのですが、このお返しが結構開業当初の資金繰りが厳しいときに非常に出費になります。お花類や時計などを頂いた方の場合は少なくても3千円~5千円クラスのお礼返しの品を送付しますのでそれが結構な数になりますから現金が非常にありがたい、と言うのが本音です。どれくらいの額が相場かと言われるとその方の先生との親密度で違ってくるかと思うのですが、当院の場合1万円~3万円の間の商品券を頂く事が多かったと記憶しています。(商品券で頂いた方の場合は半返しでお礼の贈答品をさせて頂きました)頂いた商品券で何とかお礼の贈答品がそろえる事が出来て非常に助かりました。

開業したては運転資金はあっても資金繰りは厳しいもの。開業してすぐ患者様がつくとは限りません。少なくとも開業半年くらいは金銭的に苦しいものです。器具や商品券は資金繰りが厳しい開業当初は非常に助かったというのが、当院以外のほかの先生方もおっしゃられていました。

もしお知り合いで開業される先生がいらしたら、上記のものを送られると心から喜ばれる事が多いかと思いますよ。色んな先生の意見と当院が実際に感じた事をまとめてみましたので、あくまでもご参考までに。

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