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2009年7月20日 (月)

ディスオーパに関する質問

当コラムはアクセス解析をしているのですが、よく検索されているワードに「ディスオーパ」があります。以前の記事で「滅菌液をグルタラール製剤のバスターからフタラール製剤のディスオーパに変更した」という旨の記事を書きましたので皆さんそれで検索が引っかかったんだと思います。

医療関係以外の方は、あまり面白くない記事かと思いますがすみません。

「ディスオーパ」とは。高圧蒸気滅菌できないプラスティック器具に用いる滅菌液です。医療関係の方はご存知の通り滅菌とは「完全に菌がいなくなって清潔な状態」の事をいいます。当院では患者様の口の中に入る器具は全て小さな器具であろうと完全滅菌してご提供するというのを徹底しています。

検索の中でよくあるのが「ディスオーパ、価格」、「ディスオーパ、効果」、などが目立ちます。

まずは質問次項で圧倒的に多いのが価格。

ディスオーパはJ&Jが販売しているフタラール製剤です。特殊な薬液ですので薬剤師のいない歯科材料店では取り扱いがないのと、通販歯科材料店でも取り扱いがないところが多いです。私が確認する限り、歯科通販Feedでたしか1本(今手元にカタログがないのですが)¥7600近くしたように記憶しています。2週間しか滅菌効果が持続しないのでランニングコストとして最低1ヶ月1万4千円近くはかかるのでコスト的にはかなり痛くはなりますが滅菌器具を提供したいので背に腹は変えられません。

ただ、安く購入する方法があります。それは製薬卸しから購入すること。当院も最初はFeedから購入していましたが、当院に出入りしてくれている「クラヤ三星堂」さんで1本¥7000弱で納品してもらっています。毎月2本は最低使いますから、それだけで月¥1200、年間¥14400弱節約できるわけです。こうした地道な節約が大切なんですよね。ですので「ディスオーパ」購入をお考えの先生は出入りの製薬卸しの営業の方に金額交渉してみるのも手ですね(これはあくまでも田辺価格です)

次に多い検索。効果。

これは本当に滅菌が早いです。5分であがります。洗い残しで器具にたんぱく質系の汚れが残っていると紫色に変色するのでもう一度洗って漬けなおすことが可能です。

ただし、「ディスオーパ」は価格面が高いだけでなくある欠点があります。それを鑑みて使用されるかしないのかを判断されたほうがいいでしょう。

「ディスオーパ」欠点

①刺激性が強く、よく水洗いしないとヘンな味がする、目が痛くなる

口腔内に入る場合よく洗っておかないと薬液の味がします。また飛沫防止のゴーグルを滅菌する場合はきちんとよく水洗しておかないと目がしみて痛くなります。これはグルタラールにもいえることですが…。

②白衣に飛沫が飛ぶと取れなくなる

ディスオーパは白衣につくと取れません。灰色に変色して非常に白衣が汚らしくなります。また作業台などにこぼれたりするとよくふき取らないと作業台も変色します。取り扱いは細心の注意が必要です。

③印象物は表面が荒れるので漬けれない

アルジネイトと非常に相性が悪く、漬けると表面が荒れて印象がボツになります。アルジネイト印象を滅菌する時は当院は別の除菌固定定着液(滅菌液はどうしても印象面が荒れるので「印象物は不潔」扱いにして石膏を流してビニールに来るんで技工所に提出しています。技工士さんにも「これ、除菌のみです」といってお渡ししています)

滅菌作用が高い分、副作用も強く価格も高いです。

それをどう捕らえるか、ですね。うまく使うと非常に有効な滅菌液ではあります。

以上、当院からの「ディスオーパ」のインフォメーションでした。ご参考までに。

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