« 日々精進 | トップページ | 照明は明るく »

2009年8月 9日 (日)

口の中も夏バテします。浮腫

夏場、身体の抵抗力が落ちると口腔内に様々な症状が出ると前の記事に書きました。最近みかけるのが「浮腫」。口腔粘膜や舌の「むくみ」です。

暑くて水分不足による脱水や逆に水分を取りすぎると、足など「むくみ」がでるのですが、口腔内もご多分に漏れず、です。

口腔内も粘膜の多いところです。「むくみ」の出る箇所は上記にも書きましたが頬粘膜と舌です。全体的に「もっさり」と粘膜や舌が腫れ上がり、歯に食い込みますから俗な言い方をすると「歯型」が粘膜にくっきりつきます。

頬粘膜を噛んで「咬傷」をつくったり、歯に粘膜が食い込んで切れてしまったり…なにかと痛そうです。

ひどくなると舌が腫れあがって咽頭を閉鎖して呼吸困難になったりしますから「むくみ」といっても症状が強くなると危ない症状ではあります。呼吸困難はほんとうにレア症例ではありますが…(主人談)

治療法としては「体が休め」という警告なのでまずは休養が一番だそうです。呼吸困難になった場合はステロイド点滴が必要になります←咽頭周囲の浮腫をひかせるため。

口の中は小さいですが本当にブラックホールですね。

医療監修は夫・真砂洋でした。

さて、なぜ「浮腫」を記事にしたかというと、私が「浮腫持ち」だからです。疲れると舌が膨れ上がり呼吸が苦しくなるからです。舌が腫れ上がり歯に食い込んで舌が「マドレーヌの型」のようになります(余計分かりにくいですね…、すみません)

今週は何かと忙しかったのとリフォームなどの疲れがどっと出たこと、夏バテなどが重なり週半ばに舌が腫れ上がりました。

しかも診療中…。

顔なじみの患者様にインプラントのカウンセリングをしている時にだんだん舌が気道を圧迫してしゃべりにくくなり「やばいなぁ」と思いつつ…。「今日は妙に舌っ足らずなしゃべり方ですね」と患者様に笑われてしまいました。「へへ、すみません」とごまかしつつ「ばれてるよー」と内心びっくり。ちょうどその方が最終の患者様だったのですが、私の話し声が聞き取りにくくてご迷惑をおかけしました。

終業後片づけをしてスタッフが帰った後、主人に

「ねえ、舌が浮腫って(ふしゅって、と読みます)息苦しい」と診察してもらいました。

主人、

「あー。ほんまや。舌浮腫や。めずらしー。舌大きすぎ」とのこと。

「これって、疲れてるんよね?休まないといけないよね?」

「うん、そうだね」

「明日診療休んでいい?」

「…」

ノーコメントでした。

身内が主治医だとこんなもんです、はい。

家に帰ってから舌はどんどん腫れてきて息苦しくなりましたが、よっぽどでない限りステロイドの点滴はできないと言う主治医の判断で耐え忍びました。薬が目の前にあるのに使わせてもらえないのも辛いものです。私は夏場や疲れたときによく浮腫るのですが、特に今年の夏は症状が強く出て大変です。

舌浮腫は主人は救急勤務時代や当直の時に何例か診たそうですが腫れる人は一瞬で腫れ上がるそうなので、もしそうなった場合救急に行って下さいね。

ちょうど舌浮腫の症例写真がなかったので、自分の舌を写真撮って症例写真にしようかな…と思うところが自分自身いやですね(苦笑)

本当に夏バテすると身体の各所に影響しますので、しっかりした睡眠や休息、栄養をとって下さいね。

私もこれを機会に気をつけます。

患者様の立場になってよく分かりました。

« 日々精進 | トップページ | 照明は明るく »

とりあえず診療日記」カテゴリの記事

当院ホームページ