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2009年8月16日 (日)

世界初、全身麻酔をした医師

先日奈良に観光に行った際の帰り道で「青洲の里」というテーマパークを発見。

医療関係の方ならご存知の方も多いと思いますが、華岡青洲という方は世界で初めて全身麻酔下で乳がんの手術を行った医師としてとても有名な方です。

実母と妻が実験台となり麻酔の開発に取り組んだ医師ですが、実母は高齢の為プラセボ(偽薬)で実験し、妻に治験をしたのですが、妻はなかなか麻酔からさめず、さめた後は失明と言う事故があり、改良を重ねてやっと使用できた麻酔薬です。

妻は献身的に夫に身をささげて失明したと言うことで一躍時の人に。実母は嫁に嫉妬し「嫁姑の女のどろどろ劇」になるのですが…。

このあたりは有吉佐和子先生の「華岡青洲の妻」に詳しく書かれています。薄い本ですが内容が濃いので一度読まれてみては?面白いですよ。何年か前にはドラマ化されたようです。

主人が「一度見てみたい」と言うことで「青洲の里」に立ち寄りました。

Imgp2022 館内は撮影禁止だったので、外の銅像の写真を。

青洲の使用していたと思われる外科器具や助手が記した手術所見などを展示したミュージアムと、青洲が実際に住んでいた家を再現した春林軒という日本家屋が見学できます。他には麻酔薬に使われた朝鮮朝顔やトリカブトなどが栽培されているのも見学できます。

私達は医療関係者なので、当時使っていたと思われる外科器具(歯科関連器具もありました)や麻酔で抜いた歯や唾石などの標本が置いてあり2人で「ちょっと、こんな大きなカンシ(歯を抜く器具、ペンチみたいなもの)やったらゾウの歯でも抜けそうな大きさやね」「滅菌どうしてたんやろ」「バイタル(血圧などの身体のサイン)とかどうしてたんやろ」「抗生剤投与せずにオペ後大丈夫?」「ガンやったらPET(ガンを調べる検査)せずにとりあえず病変だけとってあとはケモやラジ(抗がん剤や放射線治療)もせずに本当に治ったのかな」といろいろ疑問。

全身麻酔ができるようになったのもたかだかまだ100年前後というのにも驚きました。医療の世界は日進月歩でものすごい速度で進化していっているんだなと体感しました。

青洲の住んでいた春林軒は薬局や入院病棟、オペ場(といっても普通の板張りの部屋)が見学でき当時の様子を伺えます。非常にリアルな蝋人形が並べてあるのである意味ちょっとコワイです。

過去の医療を知る上で貴重な資料を見る事が出来て勉強になりました。

紀ノ川なので、和歌山にお立ち寄りの際はぜひどうぞ。

■青洲の里■

和歌山県紀ノ川市西野山473

TEL)0736-75-6008

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