Dr.ヒロシの日記
ご好評の「Dr.ヒロシの日記」です。パソコンが大の苦手なDr.ヒロシに代わり口述筆記するコーナーです。今回は先日行った研修会の模様をお伝えします。
Dr.ヒロシの日記
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先週の日曜日に大阪まで「サイナス・ソケットリフト」の研修会に行ってきました。日本語で言うと「上顎洞底挙上術」というイカメシイ名前です。
張り切って朝7時に出たら1時間以上も早く着きすぎて車でちょっと朝ごはんとウトウトタイム。
午前中は講義で午後からは実際に豚の顎(「トンコツ」)を使っての実習でした。
僕はどうも講義を聴くのが苦手で眠くなるんですよ。眠気と戦いながらなんとか講義クリア。
お昼から支給された「ちょっと豪華な幕の内弁当」(歯科系の研修会はなぜかお弁当が豪華です)を食べてから今日の研修会のシンガリである「トンコツ実習」です。
最新器具・器械を使った模型実習なんですけど、最初に講師の先生から器具・器械の使い方とデモンストレーションがあります。デモンストレーションを聞いているときに、どこからか「ブーーーン」と講師の先生以外の方が器械を使っている音が…。
「おいおい、まだデモ中なのに勝手にひとりで実習始めるなよ」とツッコミたくなりました(笑)歯科医師は僕が言うのもなんですが変わった人が多いので研修会などに行くとこういった「単独行動」をする人をたまに見かけます。
さすがに見かねた会場スタッフが「先生、すみません。後から実習時間をたくさん設けておりますので説明を聞いてもらえませんか」と注意されてましたがお構い無しのマイペースで苦笑いでした。
実習はトンコツで実際に施術。器具器械をふたり一組になって使用しながら実習です。オペ着に着替えて実習開始。
僕はこういった細かい作業が好きなので楽しく実習させてもらいました。専門的な事を書くと難しいと思うのと研修会費用が高いのでコレを読まれて技術を盗まれるとイヤなのでそれは「企業秘密」ということで(笑)
嫁さんから「実習の様子、ちゃんと写真撮ってきてね」と言われたんですが僕は写真に写るのが大の苦手。というわけで、実習が同じだった先生を激写。さすがに許可なく顔出しはマズイと嫁さんに言われたので顔に線を入れさせてもらいました。先生、スミマセン!
実習後、器具器械を売っている会社の方が「今日の器械、会場で売ってます」と営業が…。実を言うとこの器械、「一式」別の会社のものをすでに持ってるんですけど、どうしてもさっき触ったのが欲しくなるんですよねー。うまい商売だなぁ。
開業一年目は僕は大学病院でしか勤務経験がなく「口腔外科専門」なので嫁さんから「開業医は歯周病の患者様が多いので歯周病治療をもっと勉強して」とハッパをかけられ、お尻の重い僕に代って嫁さんが以前に通っていた「JIADS」という歯科では一番有名な歯周病の研修会の一年コースと歯の根の治療(根管治療っていうんですけど)の研修コースを強制的に申し込まれて受講するハメになり、一年間、ヘトヘトになりながら週末大阪まで通ってました。
開業二年目は嫁さんは「今年はどの研修会に行かそうかな」と物色していたようですが膠原病発症で入院してしまったので結局どの研修会にも行けずじまいでした。
なので今年はまた勉強再開したいと思います。
次は何の研修会に行かされる…いやいや、行こうかなぁ。
写真撮影:Dr.ヒロシ
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以上、Dr.ヒロシのコメントでした。
歯科の研修会は高額なので、毎年会計士さんと年度始めに「研修会費用」を確保するために、「事業仕分け」の某女性議員のように白熱した討論を交わしてます。結構予算をとるのが大変なので、経理・会計部長の私としては、医長の主人にはきちんとそのぶん勉強してもらって技術を上げてもらいたいものですね。
何はともあれ、ヒロシセンセイ、研修会お疲れ様です。