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2010年2月13日 (土)

Dr.ヒロシの日記

パソコンが苦手なDr.ヒロシに代って口述筆記をするコーナーです。

Dr.ヒロシの日記

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僕は大学病院時代に担当した事があるんですが嫁さんが教科書でしか見た事がないのでぜひオペにつきたい!という疾患があります。

それは「集合性歯牙腫」という疾患。

ナンだそれ?ですよね。簡単に言うと、顎の中に小さい歯の赤ちゃんみたいなのがたくさんいるという奇形。

参考レントゲンはこちら(朝日大学歯学部より拝借)レントゲンの中にチマチマチマっと小さい歯がたくさんいるのが分かるかと思います。

僕は今まで数件この症例を経験して摘出手術をしてるんですけど、なんと最高20本くらいの小さい歯が顎に埋まってました。(こんな歯です、他の方の症例写真なので参考まで

摘出手術後は摘出した歯を大きい順番に並べて症例写真をとるのですが、小さいながらにちゃんと歯の形をしているものもあって結構カワイイ。

摘出した後はよゐこの濱口さんじゃないですが「採ったどー!」という達成感があって好きな手術です。

実はうちの医院にもいるんです、この症例の方。珍しい。でもあえて手術しなくても経過観察でOKなので触っていません。

主に歯の生えかわりの年代のお子さんに多い症例で、「うちの子、歯が生えてこないんです」とお母さんがお子さんをつれて来院されてレントゲンをとるとコレがあったりします。

最近、永久歯自体が欠損していたり、奇形のお子さんが多いので生えかわり時期のお子さんがおられるお母さんはこまめに歯科医院でレントゲンチェックされておいたほうがいいですよ。(当院はデジタルレントゲンなので放射線の被曝が殆どないので安心して下さいね)

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以上、Dr.ヒロシのコメントでした。

めずらしく真面目な内容です(笑)

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