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2010年2月 7日 (日)

自宅療養中@お勉強

夫婦揃って風邪引きで昨日は一日寝込んでました。

一応医院をやってるのでそれなりに薬は揃っているのでなんとかある薬で急場をしのいでふたりとも山は越した感じ。今日一日安静にすれば週明けは大丈夫だと思います。

本当はこの週末大阪で開催している「フィッシングショー」に主人は行きたかったらしくチケットも前売りで購入していたのに行けずで残念そうです。

昨日は一歩も外に出ずに、自宅にある本をふたりでパラパラ。

普段忙しくてあまり読めない「専門書」系を主に読み返してみました。

医療従事者のための口腔外科学。主人と私が勤めていた神戸大学口腔外科教授の古森先生の書かれた本です。主人が担当した症例も載ってます。基礎疾患についてから滅菌、外科器具、オペ所見など簡潔にまとめられているのと写真も多いので口腔外科学の本の中では分かりやすくて読みやすい一冊です。口腔外科の花形手術「頸部郭清」のオペ写真も載ってます。

「頸部郭清」の手術ってエグイんですよ…。「頸部郭清」とは舌ガンや歯肉ガンで首のリンパ節に転移を起こした場合、原発の舌や歯肉、そして首のリンパ節を根こそぎ摘出する手術です。まさにテレビドラマにある「血がほとばしるよう外科のオペ」という感じです。見学の学生さんや実習生さんは必ず手術中一人は血まみれの術部を見て貧血で倒れます。他科の外科系の先生でも「腹部内臓や心臓は大丈夫」でも顔面周りや首周りが多い口腔外科手術は気持ち悪いという医師もいるくらいグロ系手術です。

自分が入っていたオペ写真が掲載されているのを懐かしそうに主人が見ているので

「大学に戻ってまたバンバン手術とかしたいんじゃないの?」

と聞くと

「うん、したいけど今は自分の患者様がいるから。それにもう頸部郭清するようなカルチ(ガンの略語)は…。ターミナル(終末医療、末期)の患者様をもつ大変さもわかるし。今は自分のやれる範囲の事をしたい」とのこと。

主人は病棟時代、何名かターミナルの方を担当していて「お見送り」をしています。私と付き合っていた時もターミナルの方を抱えていた時があり殆ど休日夜間関係なく病棟に詰めていました。その方を「お見送り」するまでは「いつ呼ばれるか分からない」ので病棟に「ほぼ住んでいる」状態でした。開業医業務も大変ですが、病棟業務も大変です。

楽な仕事はないですね。

自分の主人を褒めるのもなんですが、大学病院の手術室でオペ着を着て手術を執刀している時の主人の姿は結構かっこよかったです。

話はそれましたが、古森教授の本を読んでいて手術の「血のしたたる臭い」が伝わってきそうな口腔内写真や術中写真を見て

「口腔内を写す一眼レフのカメラのいいのが欲しいな」と主人。

そうなんです、うちは口腔外科なのに普通のデジカメしかありません。なぜなら主人も私も極度のカメラオンチで一眼レフのデジカメがどこのメーカーがよいのかサッパリ分かりません。それに私は腕力がないので一眼レフでしかも大きなストロボのついた口腔内専用カメラを持つと重さで腕がフラフラでピント合わせが大変。

最近、地域に「口腔外科」が認知されてきたのか当院でもかなりレアな口腔外科のオペが増えてきているので病理検査に出したプレパラートや病理所見などの「オペレポ」をためているのですが、どうしても口腔内写真や所見写真が普通のデジカメではきれいに撮れません。

今年は少し研究して良い一眼レフのデジカメを買いたいなぁと思いつつ、静養中にネットでいろいろと調べています。

カメラを買ったらまた報告しますね。

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