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2010年5月 3日 (月)

リウマチっ子

リウマチってご年配の方がなられる病気というイメージがありますが、30代くらいから好発になります。多いのが女性。

リウマチって言葉はよく耳にされると思いますが、どういう症状か?というとよく分からないという方が多いですよね。歯科治療の際の問診表には必ず「既往歴」のチェック欄には「リウマチ」が入っています。

なんでリウマチが歯科治療に注意しないといけないか?といいますと治療薬にステロイドや免疫抑制剤を使うから。ステロイドや免疫抑制剤は免疫のバランスを整えたり炎症を抑えるために「免疫抑制」をするので体がバイキンやウイルスに感染しやすい状態になっています。口の中は雑菌でいっぱい。口の中に炎症が起こればそこに菌が集中するので…歯科治療は結構キケン。細心の注意が必要です。なので問診でお伺いします。ちなみに医療用語でリウマチは「RA」と略します。

前回の「膠原病って何?」の記事がアクセスが多いのでリウマチも少し書きおきしておきます。

こんな症状ありませんか?

①朝起きたときに手足の関節がこわばったり疼くようにむくんだりして痛い(左右対称で)

②モノがもちにくい、しっかり持ちにくくなった。雑巾などが絞りにくい。

③正座などで長時間同じ姿勢で座っていると関節が痛くなる

④微熱や疲労感が強い

⑤食欲不振が続く

⑥足の付け根、指が痛む。今まで履けていた靴がむくんで履きにくくなったりする

もっと専門的な症状があるのですが、あえて分かりやすく記載してみました。症状は常に一定に続くわけではなく、良くなったり悪くなったりを繰り返します。

上記の症状が続く場合は専門の「膠原病内科」「リウマチ科」「免疫内科」に受診しましょう。普通の内科では分からない場合が多いです。必ず専門科に診てもらいましょう。私の知る限り(私は神大の血液免疫内科に知り合いが多いのでそこからの情報)和歌山県では和歌山市内の「日赤病院」が一番免疫専門医が揃っています。外来が劇混みなので覚悟して通院してくださいね(田辺からは遠いですが)

まず医師の問診の際にに「どこの部分がいつくらいからどのように痛むようになったのか」「微熱はいつくらいから続くのか」をまとめていくと良いでしょう。医師の前になると緊張して言えなくなることが多いですからね、紙に書いてまとめておくといいのでは?

検査は血液検査やレントゲン。『リウマトイド因子』というリウマチだと反応を示す特殊なものがありますので医師はそれを元に診断を下します。

リウマチは診断が遅れると貧血などいろいろな合併症を併発してきます。「おかしいな」と思ったらすぐに専門の科にかかりましょう。もしそれが結果的にリウマチでなければ安心ですし、もしリウマチなら早期発見に越したことはありません。

ステロイドや免疫抑制剤に抵抗のある方も多いでしょうが、医師の処方さえきちんと守り定期的に検査をしておけばさほど怖い薬ではありません(副作用はもちろんありますが、病気の悪化を思えば…)

…じつは私もリウマチっ子です。

私が午前診察に出れないのも足が痛んで朝は立ち仕事が困難なためです(日常生活をするくらいならまだ大丈夫ですが、さすがに仕事になるとキツイです。昼くらいからマシになってくるので午後診察は出れますが)

私が膠原病とカミングアウトしているので、私の受け持ち患者様は「リウマチ」の方がとても多いです。みなさんご苦労されているようでお察しします。同じ病気同士なので患者様も親近感が湧かれるようでお互い「ここ痛いですよね~」など「リウマチ情報交換所」状態になってます(苦笑)口コミで本当に当院ではリウマチ・膠原病の方の診察が増えました。

お風呂の入って温めると症状が緩和されるのでリウマチっ子になってからは『風呂好き』になりました(それまではシャワーで済ませることが多かったです)。仕事が終わってからのお風呂は最高ですね~(オッサンみたい…笑)。

いずれにしよ、病気は早期発見早期治療が大切です。とくに免疫疾患は完治しないケースが多いので異常を感じたらすぐに診察を受けることがベターです。症状が軽くなったりするときがあるので「まぁいずれ行こう」と放置していると悪化してしまいます。私がこの「またいずれ…」で倒れてしまったのでそうならないよう皆様に早期診察をオススメしています。

本当に簡単にまとめましたがご参考になれば幸いです。

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