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2010年6月27日 (日)

薬のいろんな効能

Imgp3026 UVケアが欠かせない季節になってきましたね。

紫外線に当たると「しみ・そばかす」の原因になるんですが、予防としてビタミン類の摂取で肌の回復をはかるといいそうです。ビタミンAは肌を丈夫に、ビタミンEは細胞の老化を防ぐ、ビタミンCは活性酵素を押さえ美肌効果がありメラニンの生成を抑えてくれる…そうです。

基本的に食物から摂取するのが理想ですがなかなか難しいですね。まさご家も毎朝「りんご・バナナ・みかん・にんじん」ジュースを飲んでますが、一応サプリメントなどで補ってます。

処方薬のビタミンC「シナール」、ビタミンB「メチコバール」などを主人と飲んでます。「メチコバール」は口内炎にも効くので当院でも必要な方には処方しています。

最近、薬局で見かける「シミ・肝斑を抑える」というキャッチフレーズの美容系サプリメントの売薬(けっこう高い。某美容研究科で雑誌などでおなじみの方が宣伝されている「トラ○シーノ」という薬)ですが、ちょっと興味があって成分を見てみるとびっくり。「トランサミン」という外科では止血剤に使用する成分なんですよね。うちにも処方薬で置いているんですが(写真の一番左)薬剤情報を見てみるとなんと「老人性シミなどにも効果がある」と書いてありました。いろんな効能があるんですね。外科関係者としては「アドナ・トランサミン=止血剤」という概念があるので、いくらシミ予防効果があってもそれを毎食後飲む…というのもなんか変な気がするというかコワイ感じがするのは私だけでしょうか?

他にも東京などの「美容クリニック」でよく処方されるビタミンEの「ケントン200」は実はコレステロールや血圧を下げる薬。あとは「まつげを伸ばす」で緑内障か白内障の目薬なんかも使ったりするそうです。よく雑誌の美容クリニックの広告で書いてるのを目にしますが保険適応がないので恐ろしく高い値段で処方しているようなのでびっくりです。元々の薬価を知ってるので…。

ちなみに私が膠原病で服用している「ステロイド」はまつげが長くなる副作用があります。なのでもともとまつげが長かったのに倍増してしまい「きりんまつげ」になってしまってます(笑)

ちょっとしたマメ知識でした。

最近「マクロビ」に目覚めてしまって草食動物のような食生活をしていると血液検査で総タンパク(体の中の栄養状態を見る指数)がマイナスになっていて「何食べてるんですか?ちゃんと食べてください」と主治医に怒られてしまいました(苦笑)何事も「ほどほど」が大切と思う今日この頃です。

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