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2010年7月18日 (日)

有馬温泉でお泊り@旅篭

Imgp3087 神戸生まれ神戸育ちだと、有馬温泉は近いので日帰り入浴に行くことはあってもあまり泊りに行くことはありません。神戸在住時は主人とよく有馬の日帰り温泉の「金泉」に入りに行っていたんですが、なぜか市営の「金泉」は「刺青OK」なので背中にご立派な「モンモン」の入った方々がたくさん入浴されていて圧巻ですよ(苦笑)写真は市営の「金泉」横の足湯です。いつも満席で入れたことはないのですが…。

日帰り入浴はお手軽価格なんですが、有馬は宿泊はとても高いんですよ。さすが日本を代表する温泉街価格です。

膠原病になってから月1回専門医に診てもらうために神戸に帰省しているんですが、せっかくなので有馬に泊ってみようと主人と先週泊ってきました。リウマチもあるので温泉で温めると身体が楽になるので湯治も兼ねての温泉です(湯治って、オバサンくさいですねぇ…笑)

ネットの「じゃらん」で探すも、どこも高い!ベタな「大型ハコ系・食事はバイキング」宿でも一人2万オーバーです。大体平均2万5千円から3万円。高いところは5万台!う~ん、と悩んだ末に当日予約できる一番安かった宿を予約しました。

ひとり1泊2食付1万8千円。これがその日の一番安い有馬での宿泊でした。

「一番安いしね、あまり期待しないで」と主人にも伝えておきました(私たち夫婦の趣味は旅行・食べ歩きなのですが、いつも私がプランニングしてます)

お宿は有馬温泉の中心部にある「四季の宿・旅篭」。

小さな宿でどちらかというと「旅館」というより「民宿」といった感じ。ここは口コミでもあるように「料理自慢」の宿とのこと。館内はいたってシンプルで公共の宿風です。過度なサービスはありません。お部屋は和室で洗面は部屋についていますがお手洗いは外です。温泉は男性・女性の入れ替わり制。部屋菓子はなく、パブリックスペースに「ふかしイモ」や「コーヒーメーカー」が置いてあって「ご自由にどうぞ」という感じです。家族旅行なら十分ですが、ラブラブ付き合いたてカップルで「二人っきりで『おこもり』したい」だとちょっとシンドイかなと言った感じ。

有馬は散策できるポイントが多いので、出来れば早めにチェックインして浴衣に着替えて街をブラブラするのがいいかもしれませんね。私たちもチェックイン後に散策開始。旅に出ると必ずつまみ食いする主人は「てんぷら」や「おまんじゅう」を立ち食いしていました(笑)風情のある街並みなので楽しいですよ。

Imgp3093_2ではでは、料理自慢の宿のお料理をご紹介。

季節の前菜、鱧のお澄まし、お刺身と続き、こちらのウリの「すきやき」へ。

ここは以前に旅サラダの「宿かり日記」で紹介されたことがあるらしく、綿菓子の上にお肉を乗せる「すき焼き」がウリ。

Imgp3090スタッフの方が目の前で調理してくれます。なぜ綿菓子の上にお肉を乗せてすき焼きにするのかのレクチャーもありました。

この「すき焼き」、しっかりした味付けで美味しかったですよ。この他にも魚そうめん、鯛のあらだき、伊勢海老のオーロラソース、野菜鉄板焼き、イチジクのてんぷら、枝豆ご飯、デザート、紅茶…と、とにかくものすごい量でした。

「会席料理」というような繊細な感じの料理ではないのですが、一品一品味も量もしっかりしているので食べ応えはあります。温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに出てくるので「一気にダダーと持ってくる」大型ハコ系の宿と違っていいですね。パフォーマンスもありますし、食べ盛りのお子さん連れにはもってこいのお宿だと思います。(美味しかったですが、食が細い私たちには許容量オーバーで満腹でした)

Imgp3102 朝食も…量がすごかったです。

写真はまだ全品揃っていませんが、これにあと肉じゃがや目の前で作ってくれる出し巻き卵(これ、絶品)、温野菜のバイキング、身の厚い焼きたてのカレイなどなどがどんどん出てきます。

ご飯がお釜で出てきたのにはビックリしました。(主人は3杯おかわりして平らげました)

もう昨日の夜からどれだけ食べさせたら気がすむの?というくらいとにかく料理の量が半端でなく多いです。さすが料理自慢のお宿ですね。

帰りには「お土産です」と炭酸せんべい1箱とここのオーナーシェフがプロデュースしているカレーをプレゼントしてもらえました。

接遇は「やさしい宿のおばちゃん達」という感じのアットホーム。かっちりとした「おもてなし」ではないのですが、癒され系です。

私たちもいろんな宿を泊まり歩いていますが、「ハコ」で選ぶか「料理」で選ぶか(いわゆる高級宿か民宿かの「ピン」か「キリ」か)でいつも宿を選ぶんですが、意外と民宿系列のお宿ってお料理が美味しかったり量がすごかったりと印象に残る場合が多いんですよね。ここはまさに「料理の量がすごい」でとても印象に残るお宿でした。

これで1万8千円は安いです!申し訳ないのですが期待していなかった分、良い裏切られ方をしました。これでひとり2万を切るのはコストパフォーマンスがいいですよ。

有馬の「高級」な雰囲気ではないですが、とにかく「美味しいものをたくさん食べたい方」にはオススメのお宿です。

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