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2010年7月10日 (土)

ノンフィクションにはまる

みなさん、こんにちは。

今年も「織姫と彦星」は逢えなかったですね。逢えない逢瀬の方が気持ちは燃えるというものでしょうか?七夕になにか短冊でお祈りを書かれた方も多いのでは?

ちなみに先週日曜日、行きつけのスーパーに買い物に行ったら大きな笹があり「七夕にお願いを」と短冊が置いてあったので主人が何か書いているので盗み見したら「宝くじが当たりますように」でした。

煩悩の塊(笑)

週明けの月曜日に月1回の専門医による持病診察で神戸の「膠原病リウマチセンター」受診のため土曜日から前泊で神戸入りしております。ですので、今回のコラムは週末に書いておいたものを土日に順次予約でアップするようにしていますので話題がタイムリーでないのでご了承下さい。

最近日差しが強くなってきたので(膠原病は日光に当たると悪化しやすい)仕事以外は自宅で「引きこもり」がちな生活を送っています。先月からステロイドが50%増量したので顔が思いっきりまたムーンフェイスに…2倍くらいの大きさになってアンパンマン状態です。仕事中は帽子とマスクで隠せますがさすがに私服の時に今の時期マスクはちょっとアヤシイので(苦笑)ステロイドはいやですね。次の診察で少しでも減量できるといいんですが。

引きこもって何をしているかというと、大学の勉強か読書ですね。病気をしてからは読書をする機会が多くなったのですが、推理や恋愛などのフィクションの小説は読むのが疲れるのでノンフィクション系を好んで読んでいます。前までは経営関係のノンフィクションモノが好きでよく読んでいたのですが、さすがに何冊も読んでいると内容が似たり寄ったりになってくるので飽きてしまいました。

最近はハマっているのが「アングラ系」のノンフィクション。

マニアックなのですが「幻冬社文庫」はアングラ系の書き下ろし小説が多くて読み応えがあります。内容が内容だけに書き下ろしなので何かの雑誌に連載されたり賞をとるような有名な方はいらっしゃらないのですが、名の知れた作家の先生より結構文章力のある方が多いのでびっくりです。「事実は小説より奇なり」でありのままを編集者が書かせているのか、編集者がやり手で書き手にうまく書かせているのかは分かりませんが、実に読んでいてリアルで面白いんです。掘り出し物の単行本が多い出版社です。神戸に行った際に大型書店で「大人買い」してきています。

「裏の社会」って本当に存在するんですね。ぬくぬくと育ってきた人たちと違って「激動」を生き抜いた人たちの告白は凄まじいの一言。ここのところ大学の授業で「臨床心理学」や「カウンセリング」「精神分析」「精神交流術」の勉強をしているので、こういったアウトローな人生を送っている方たちの回想録を目にするにつれ「人間は環境によって生き方が変る」と特にいろいろと考えさせられることが多いです。

そんな中で最近一番面白くて著者の本をすべて読破したのがコチラ。

石原伸司さん

見た目は恐そうです。たしかに…恐いひとです。元山○組系暴力団の組長で刑務所歴30年以上の「ベテラン懲役太郎」の著者が「ヤクザ」を引退し今までの人生を振り返った回想録などの執筆活動をされています。また「ヤクザの親分」だからできる非行少年少女の更正のお手伝いなんかもされています。

この人の著書の中の「ムショの中の怖くてオモロイ人々」はお腹が痛くなるほど笑えます。刑務所生活に笑える…というのは不謹慎ですが、石原さんはとても文章が達筆で文才があるのでぐいぐい読者を惹きつける不思議な魅力を持った文体を書かれる方です。そこらへんの文学賞受賞作家より書き方・読ませ方が上手い!かといえばシリアスな話も得意とされていて「歌舞伎町のシャブ女王」などはリアルに裏社会の出来事を記載してあります(かなり過激なので読まれる方は注意)。覚せい剤の怖さを目の当たりにしましたね。押尾さんやのりピー事件の裏の真相はこんな感じなんだろうなというのを彷彿とさせます。一度覚せい剤中毒になってしまうと更正は正直難しいんだなと薬物依存についての勉強になりました。

実際に覚せい剤中毒の人たちを昔に休日歯科救急診療所(拘置所などにいる方が歯痛の場合、神戸では休日歯科救急診療所に手錠腰縄&刑事付きでよく診察に来てました)で見たことがあるのですが、薬物依存の方は口腔内は独特ですのでぱっと見て「この人シャブ中だ」とすぐ分かります。(歯が溶けていたり、ものすごい力で咬みしめるみたいなので前歯も奥歯がガタガタ、唾液の分泌が少なくなるので非常に口腔内が乾燥して汚れています。むし歯・歯周病が進むので口臭も独特です。身体も心もそうですが、口の中もかなりボロボロになりますので覚せい剤はやめましょう)

話がそれましたね。スミマセン。

最近、大学の課題図書である小難しいタイトルの精神医学的な本や上記のような個人的なアングラ類の本をカーテンを閉めた薄暗い部屋の中で(うちの自宅アパートは南向きで日当たり良好なため日中もカーテンを閉めてます)悶々と読みふけっているので、主人に「おいおい、変な本ばかり読まないでよ、薄気味悪い」と心配されます(笑)

待合室に私が読みふけっているこのテの本を置いてもいいんですが「奥さん、こんな本が趣味なのね…」とコラムを読まない方に変な誤解されそうなので自宅で自分ひとりでこっそり読んでます(苦笑)

アングラを知るのも臨床心理学の勉強(?)の一環です、はい。

今回はオープニングが濃かったですね、スミマセン(苦笑)

では順次今週もコラムをアップしていきますのでお付き合い下さい。

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