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2010年8月15日 (日)

骨粗しょう症の変った薬「ボナロン」

Imgp3209_2歯科治療、とくに口腔外科処置時の際に服用していると注意が必要な薬のひとつに「ボナロン」という薬があります。

私も飲んでます。

右の写真が「ボナロン」。

めちゃめちゃ大げさな包装で入っています。エコな時代に過剰包装も著しいですね(笑)昔の錠剤のジスロマック(口腔外科でよく出す抗生剤。今はボトルタイプになってます)のような感じです。

何の薬かと言うと「骨粗しょう症」の薬です。私はステロイドの副作用で骨が70代になってしまい「骨粗しょう症」の治療で飲んでます。まだ30代なのにショック~!

服用方法が変っていて、朝起きてすぐにコップ1杯(200cc)の大量のお水で飲んで、30分横になったらダメ、食事もダメなんです。服用後じっと座っていないといけません。

なんで「コップ200ccもお水で飲まないといけないの?」って思いますよね。ボナロンの錠剤が口腔粘膜や食道・胃などの消化器の粘膜に直に触れると炎症を起こすほどキツイらしいので、絶対に粘膜にふれないようにするために大量の水で飲むんだそうです。横になったらダメなのも錠剤が溶けるまで粘膜に張り付かないようにするためです。

ボナロンの作用機序は知っていても、なんでこんな飲み方をするのかなんて、医療関係者なのに知らなかったです。もっと勉強しないといけないですね、反省。

「食べるな、寝るな」と言われるとソレをしたくなるのが人の情。飲むのが結構ツライ薬です。

骨粗しょう症とは、骨の代謝が悪くなり骨がもろくなる病気です。腰痛や背骨の痛みをともなうほか、高齢の人では骨折をしやすくなります。

「ボナロン」は骨に付着して、骨のカルシウム分が血液に溶け出すのを防ぎ(骨吸収抑制作用)骨の密度が増加し骨が丈夫になります。骨折の予防効果が高く、骨折の危険性の高い重度の骨粗しょう症に向きます。また、ステロイドなどによる薬物性の骨粗しょう症に対しても第一選択されます。専門的に書くと、強力な骨吸収抑制作用をもつ第二世代ビスホスホネート製剤です。第一世代のエチドロン酸(ダイドロネル)に比べ案全域が広く、骨軟化の副作用を生じにくいです。

この薬、なぜ歯科・口腔外科で注意が必要かというと、顎骨壊死など顎の骨の副作用が報告されているからです。長期服用時の抜歯後に特に壊死が起こりやすいようです。抜歯により傷ついた顎骨がうまく修復できず壊死してしまいます。

もし、歯の奥や顎が腫れて痛んだり、膿が出るようなことがあれば「ボナロン」服用中の旨をなからず伝えて速やかに口腔外科に受診してください。

「ボナロン」が処方される前に、抜歯や歯科治療が必要なら必ず先に済ませてから服用することをオススメします。

同じ種類の薬で「フォサマック」というものもあるのですが「ボナロン」と同じです。いずれも一般歯科では対応できない場合が多いので服用中の方で歯科治療希望の際は「ボナロン」を処方してくれている医師に「歯科に行きたいので紹介状を書いて欲しい」とお願いして手紙持参で口腔外科に受診されると良いでしょう。

私も飲んでいるのでつらいお気持ちお察しいたします。
当院でも対応可能なので、服用中の方は必ずその旨お伝えくださいね。

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