手術ラッシュ!
9月後半から「手術ラッシュ」で立て続けに大きな手術予定です。
先日の水曜手術日もかなりハードな3時間の手術で結構大変でしたが、術後の予後も良いようなので主人共々ひとまずホッとしております。難症例ばかりで本当に(患者様も主人も)大変ですが、その分やりがいも感じています。
口腔外科の手術は血や唾液がよく顔に飛ぶので、その飛沫が目に入ると感染して危ないためオペレーターも手術介助もスタッフ全員ゴーグルかフェイスシールドをして目に血や唾液が飛ぶのを防ぐのですが、先日の水曜のオペは主人はフェイスシールド、私と外回りの器械出し担当のスタッフはゴーグルをかけていました。
どちらを選ぶのかは個人の趣味。主人はフェイスシールド派です。私はどちらでもいい方なのですが、たまたまその日はゴーグルをかけてました。
私は持病の膠原病で皮下出血(内出血・青タン)が出来やすいんですよ。少しぶつけただけで青タンができてしまうほど皮膚が繊細(?)なんです。
3時間の手術後にゴーグルを外したら、ゴーグルの鼻にかかるところがマスクごしに当たっていたようで内出血してしまい鼻柱左右に大きな青タンが…。鼻を強打した人のようになってました。手術後に主人が一番最初に気づいたんですが「ちょっと、いくみさん。顔が…鼻がえらいことに…。殴られたみたいに大きな青タンできてるよ」と。
鏡を見て大爆笑。
主人いわく「僕が殴ってDVしたみたいでヤダなぁ」と。
そっちの心配かい!とツッコミそうになりましたが(苦笑)
以後、長時間の手術の際はゴーグルではなくフェイスシールドにしようと固く心に誓ったのでありました。現在月曜日ですが、まだ青タンは消えません(笑)ノーズジャドウのようになってデーモン閣下メイクみたいです。
ちなみに豆知識ですが、田辺弁で「内出血・青タン」のことは「煮えとる」と言います。最初田辺に引っ越してきた頃、患者様の問診を取っている際に「ここが煮えてきたんやわ~」と言われて「煮える?煮物?」と素で分からずコソっと主人に「ねぇ、『煮える』ってどういう意味?」と聞きに行ったことがあったのを思い出します(笑)今はだいぶん田辺弁を覚えましたけどね。
注文してなかなか来なかった「臙脂色」のER風手術衣もやっと週末入荷したので、来週の手術からデビューします。気分だけでも「テレビドラマのオペ」で…。手術って結構ハードなんですよ。乗り切るためにダイエット中ではありますが、体力をつけるためにお肉でも食べて『手術ラッシュ』頑張ります!
追記
よく他の歯科医院のブログを拝見していると手術術部の写真が載ってますよね。当院でも術中写真や症例写真も撮っているのでコラムに掲載しようかなとも思うのですが、口腔外科手術は見慣れないとかなりグロいらしい(私たちはもう感覚が麻痺してしまって分からないのですが)のであえて掲載していません。ここは歯科の専門家の方専用の「症例検証」の場でもないですしね。一般の読者の方に不快感を与えるのもどうかと思いますので術中写真・症例写真は今後も控えさせてもらいます。
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