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2010年11月 7日 (日)

骨粗しょう症(ボナロン服用)の方は歯科受診は気をつけて!

私も持病の膠原病(SLE)でステロイドを服用中ですが副作用で「骨粗しょう症」になり、骨粗しょう症の薬『ボナロン』を内服中なのです。

この『ボナロン』という薬は歯科治療をする際にとても注意の要する薬です(詳細は以前の記事をご参照下さい→コチラ「骨粗しょう症の変わった薬ボナロン」)

でも実際には「ボナロン」が歯科治療の際に注意が必要と言うことを医師・薬剤師から説明されていない方が多いのが現場での印象です。

当院は私が膠原病ということもあり主人も私もそれらの症状や薬について詳しいので、口コミでリウマチやSLEなどの免疫疾患でステロイド内服中の方の受診が多いんですが、問診を取る際にお薬手帳を拝見させてもらうとほとんどの方が「ボナロン」を飲まれているようです。

患者様に「ボナロンを飲まれていると、顎の骨が腐る場合があるので抜歯などの口腔外科処置が出来ないんですよ」と説明すると「え?そうなの?この前違う歯医者さんで歯を抜いたけど」というお返事が返ってくることが多く「え~!!コワイってば!!!」と主人共々背筋が寒くなることがあります。「このお薬が出るときに、リウマチ科か膠原病内科の先生か薬剤師さんから説明がなかったですか?」と伺うと「ぜんぜん。ただ飲んだら30分横になるなと言われただけ」とおっしゃる方がほとんどでした。

口腔外科では「ボナロン内服中の患者の口腔外科処置は絶対禁忌」というのはよく知れ渡っていますが、一般歯科だとご存知のない先生もいらっしゃいますし、問診で内服薬を確認されない先生がいらっしゃるのも現実です。

「ボナロン」を飲まれている方は服用する前に必ず抜歯や口腔外科処置が必要な場合は先に治療をして治してから服用してください。(親知らずなどは「ボナロン」を飲まれていると、口腔外科であっても抜けません)顎骨が腐ってしまいます。

…って、そういえば、私も「ボナロン」が処方されたときに免疫内科の主治医からも薬剤師からも「抜歯はできなくなります」等の説明がなかったような。私が歯科関係者だったからでしょうか?

とにかく、「骨粗しょう症」で「ボナロン」という薬(緑色の本に入った大げさな薬で、服用後30分は横になってはいけないといわれた薬)が処方された場合は、まず飲む前に口腔外科に受診して抜歯適応の歯や口腔外科処置が必要な部位は必ず治してから内服してください。自覚症状がなくても内服前に口腔外科で歯科検診を受けられることをオススメします。(「今度、ボナロンを飲む予定なので検診希望です」と言われると通じます)

ここのところ、火曜日午後の有病者外来で立て続けに「ボナロン内服中」で抜歯希望の方が続いたので取り急ぎコラムにてインフォメーションまで。

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