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2010年12月11日 (土)

師も走る「師走」

Imgp3728_2みなさん、こんにちは。12月と言うだけで慌しさを感じますね。庭のモミジもやっと色づきはじめました。

昨日、田辺のかかりつけの病院に通院していたのですが診察・処置が終わって帰ろうとしていたら、病院正面玄関の前あたりでかなりご高齢のおじいさんがおばあさんに寄りかかるようにして院内に入ってこられました。「大丈夫かな」と思って見ていたら、おじいさんが足がもつれて転倒。おばあさんは「お父さん、大丈夫?」とオロオロ状態。正面玄関には何人か人がいたのですが、突然の出来事でみなさんどうしていいか分からず呆然状態。

私服だったのですが、医療関係者の性ですね。咄嗟におじいさんに駆け寄り「大丈夫ですが?」と聞いたら「おばあさんに連れてきてもらったんだけど呼吸が息苦しくて。足がもつれて立てない。」とのこと。周りを見てもストレッチャーなどないですし、白衣の人も見当たらない。反射的に正面玄関横に置いてあった外来用車椅子を持ってきて座り込んでしまっているおじいさんを車椅子に乗せようとしましたが、さすがにおじいさんは身体が大きい方で一人では無理。やっと周りの方が手伝ってくださっておじいさんを車椅子に乗せて気が動転されているおばあさんを連れてとりあえずさっきまで私が診察を受けていた内科外来まで急いで車椅子を押して連れて行きました。

ほんの前まで診察室にいたので「まさごさん、どうしたの?」と外来の看護師さんにビックリされたので、とりあえず玄関先でおじいさんが倒れていたので連れてきた旨だけ看護師さんに伝えてその場を立ち去ろうとすると、同行のおばあさんに「お名前は?どこに住んでるの?とても助かりました。もうどうしていいか分からなかったから」と涙目でお礼を言われてしまって。一医療関係者として当たり前のことをしただけなので名乗らずにお気持ちだけ頂いて帰りました。おじいさんが大きな病気でなければいいんですが…。医療関係者って咄嗟にこういうときに行動してしまうんですよね。よく街中で誰か倒れると救急車が来るまで応急処置をして救急車到着後に名乗らずにその場を立ち去ってしまう医療関係者の方がいらっしゃいますが、その気持ちがよく分かる体験でした。

さて、「年内に治療を」「年内までに手術を」とご希望の方が多いので、当院も年末は毎年そうなのですが、今年も何かとかなりバタバタしております。できるだけ落ち着いて診察を受けて頂けるよう心がけてはおりますが…気ぜわしくて申し訳ありません。

今月は手術日が1・8・15日の3日しかないので手術がかなり立て込んでいます。(22日は出張手術のため午後休診です)通常1日3件しか入れないところを1日5件入れています。しかも親知らずの抜歯だけでなく、腫瘍摘出やインプラント手術などバラエティがあり、さすがに結構ハードです。手術日は主人、私、スタッフ全員のフル稼働です。

手術が続くときは、血は見慣れて平気なのですが「血の臭い」というのがどうしても鼻に残ってしまうんですよね。仕事が終わった後は「血生臭い」感触が…。主人も同じらしく「手術当日と次の日はなんかナマモノは食べたくない」と言います。お刺身とかお寿司とか魚はちょっと無理。なので手術が多い日は洋食系や中華を食べることが多くなります。まさご家は基本、平日の夜は自炊の軽めの和食が多いのですが…。夜にがっつり外食を食べると朝胃もたれするので、手術週間は体調コントロールが大変です。主人共々、忙しい年末に備えたいと思います。

本当に12月は事務方も大変で…。お歳暮の手配や届いたお歳暮のお礼状書きやお礼の電話、年賀状作り、年末の決算、ボーナスの計算などなど…。主人は臨床に専念してもらいたいので裏方はすべて引き受けてるんですが、年末と年度末のこの時期は裏方はてんてこ舞いです。この時期になると「自営業じゃなくて勤めの方がいいよ~」と感じてしまいます。ほんと、自営業は思った以上に大変です(苦笑)

体調を崩しやすい時期になりますが、みなさんもお気をつけくださいね。

では、今週もコラムお付き合い下さい。

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