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2011年1月29日 (土)

京都・舞妓着付屋「花風」さん再訪

私は着物好きなんですが、芸舞妓さんの着物って粋で素敵ですよね。ですので着物を誂えるときはもうかれこれ8年くらいずっと祇園の着物屋さんでお世話になってます。花街風のはんなりした着物を着物屋のお母さんが私好みに誂えてくださるので、着物のコーディネートはすべてお母さんにお任せ。なので、私の手持ちの着物は祇園風です。

もう既婚者なので、さすがに振袖は普段着れない(笑)のですが、やはり振袖って憧れますよね。特に舞妓ちゃんの振袖って特殊でカワイイ。

…というわけで、普段着れない振袖に袖を通したい(うちのスタッフが最近成人式で振袖を着たので感化されてしまいました…笑)という願望にかられてしまい、またまた「花風」さんに行ってきました。

舞妓着付屋「花風」さんは前にもご紹介しましたが(前回の記事)、実際に宮川町の芸舞妓さんの着付をされている男衆さんの堀切さんと美容師の奥様がされているお店。

こだわってらっしゃるので、使用している着物・帯・かんざしは実際に芸舞妓さんが使っていた本物。しかも堀切さん自らが着付をしてくださいます。お化粧&髪は奥様担当。奥様は気さくでとても面白い方で、堀切さんは照れ屋さんです(笑)ご夫婦で着付屋さんをされているんですが、うちの医院も主人が超照れ屋なので「夫婦で似てますね(笑)」なんて言いながら楽しく堀切さんご夫妻とお化粧と着付をしてもらいました。

Imgp3925Imgp3945_2キレイにお化粧&着付をしてもらったのと、着物が本物志向で素 敵なので公開です。

私は普段このコラムではお見せするような顔ではないので「顔出しNG」にしてるんですが、白塗りなのでお許しを(苦笑)

今回は真冬なんですが、真夏の祇園祭のときにお姉さんの舞妓ちゃんだけに許された超期間限定のレアな髪型「勝山」です(なんで真冬にあえて真夏の格好やねん!というのは置いといて)「勝山」はかんざしがすごく可愛いんですよ。キラキラでお姫様みたいです。(写真は私の顔は見ずにかんざしと髪型を見てください…苦笑)

しかも!この日の勝山かんざしは奥様いわく「昨日、ちょうど舞妓ちゃんにこの勝山のかんざし貰ったところなんですよ!」とのことでありがたく「花風」さんで初挿しです。着物も夏に合わせて絽。前回は真冬の着物だったんですが(真冬の袷の着物は二枚綿になってこたつ布団のように重いんです)絽は本当に軽い!

Imgp4008 「花風」さんは付き添いの方が休める休憩スペースが2階にあるので、「彼氏・旦那」と来訪されても安心です。お茶も出して頂けるしお心遣いバッチリです。主人も私が変身している間に2階の待合スペースで競馬の予想してました(笑)

この日の着物ですが、黄色か水色の絽で悩んだんですが奥様のオススメの水色で。帯も落ち着いた白にしました。全体はこんな感じです→。三味線を習ってるんで、三味線を抱えてみました(笑)あんまりサマになってないですねぇ。もっと三味線の練習をしないと…。

前の記事にも書きましたが、「花風」さんは本物にこだわってらっしゃるのと、本物を体験してもらって花街をもっと知ってもらいたいという堀切さんの方針で、他の舞妓変身と違い1日2組(午前と午後)しかお客様をとらないようにしているそうです。ですので、他のお店のように別のお客さんとブッキングということがなく、貸切でゆっくりできるのがいいです。お店の回りも少し繁華街から離れているので静かですしね。それにお店の造りがステキ。古い町屋を使われているんですが、とても風情のある建物で和風建築好きな私はたまりません(笑)建物を拝見するだけでも価値がありますよ。

京都で「舞妓変身をしてみたい」と言う方は絶対に「花風」さんがオススメです。ここで変身を体験したらたぶん他のお店では物足りなくなると思います。特に着物が好きな方には絶対にオススメです。それに花街のことも色々と教えてくださりますよ。

「花風」さんでは色々と花街を知ってもらうために各種イベントなども企画されてます。奥様のブログに随時情報が掲載されてますのでご覧くださいね。

堀切さんが着付を担当されている宮川町さんは可愛らしい舞妓ちゃんが多いんですよ。4月には宮川町の「京おどり」が開催されます。もちろんチケットを今からお願いしています。「京おどり」って開催期間が短いので早めにチケットを手配しないとなかなか取れません。もう今から押さえておいたほうがいいですよ。「おどり」の時期は込み合うのでそれを避けて3月に宮川町のお茶屋さん「駒屋」さんに主人と行く予定です。今から楽しみです。

こうやって日本の文化や美意識に触れることで日々の「おもてなし」に繋がればなと思ってます。

堀切さんはFM802のイラストを担当されているカンバラクニエさんとお友達。私、実はカンバラさんの絵のファンでして。今度うちの医院カードを作る予定なのでご紹介いただこうかなと思ってます。

…と話がずれましたが、春と秋の観光シーズンは込み合うそうなのでご予約はお早めに!だそうです。ぜひ本物を体験してみてくださいね。

「花風」さんレポでした。(堀切さんは本職が男衆さんなので、「花風」さんの予約連絡時間が限られてます。必ず9~10時の間にご予約の電話を入れるようにしてくださいね)

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舞妓着付屋「花風」さん

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