「初釜」に行ってきました
「白衣を脱いだら超人見知り」な私。あまり田辺に来ても診療所以外は公の場には出る機会がほとんどなかったのですが、最近はやっと田辺でも同年代の女性の方と知り合う機会が増えてきて、昨年辺りから「お茶を頂く会」に参加させてもらってます。
お茶会主催の方のお母様がお茶室をもたれていて亭主をされているのですが、お茶会の主催の方もそのお母様もとても素敵なお方で「お茶会」に参加するとなんだかとっても和みます。
先日 「初釜」にご招待いただきました。
本当はお茶室でお手前中に写真を撮るのは無作法なんですけど、毎回あまりにも素敵なのでお願いして今回は一部お願いして写真を撮らせてもらいました。
今回は「初釜」ということで、濃茶のお菓子は「はなびら餅」。お正月時期しか頂けない季節のお菓子です。私はこの「はなびら餅」が好きで、お正月の時期はよく買って食べています。牛蒡のしゃきしゃきした歯ざわりとまったりとした白味噌が口の中で絶妙な食感。なんともいえない美味しさですよね。和菓子に牛蒡を入れるなんて最初考えた人はすごいです。(なんだかグルメリポーターみたいですね…苦笑)
お軸とお花も素敵です。こちらのお茶室のお庭に咲いている老梅と椿とのこと。茶花は可憐で清楚ですよね。うちの医院でも茶花を飾りたいんですが空調の関係で一日も持たないので…。可憐で清楚、儚いからこそ「茶」の心なんですよね。
お茶室は凛としていて蹲の水の音が響いて清らかな空気。背筋が伸びます。普段の邪気が現れるような感じです。お茶碗は今回は名工の方が作られたとても素敵な黒楽(かな?)でありがたく頂きました。
濃茶の後は薄茶。
お抹茶好きな私は薄茶が大好き。自宅でもよく薄茶を立てて近所の和菓子屋さん「まるぜん」さんでお菓子を買って主人と一日の終わりに飲んだりしています。
主人は結婚するまで抹茶を飲んだことがなかったらしいですが、田辺に引っ越してから少しだけ公民館の茶道教室にふたりで一緒に通っていたのでそこで初めて「抹茶」を飲んで「美味しい!」と思ったそうです。結局私が倒れて入院してしまったのでその教室に通ったのはほんの少しだったんですけどね。お茶の心を少しかじったDr.ヒロシでしたが、そこの茶道教室は男性生徒が主人一人だけだったので「おばちゃん達のアイドル」化していて私以上に照れ屋で人見知りな主人はかなり恥ずかしかったとのことです(私が無理やり一緒に茶道教室に連れてっていたので…)
薄茶のお菓子もとても可愛い!
うさぎさんの薄焼と飴ちゃん。(飴ちゃんと飴を「ちゃん」付けするのは関西だけらしいですね。以前、東京の友人に「なんで飴に『ちゃん』なんてつけるの?へんだよ」と言われました)飴ちゃんも初釜にふさわしくおめでたい結び方とのこと。
ホント、和の世界って和みますね。優雅なヒトトキを過ごさせて頂きました。
茶道はほんの少しだけかじった程度でお作法は忘却のはるか彼方…。「えーっと、たしか畳の内にお茶碗を入れて、それから…???」なんて始末(苦笑)
というわけで、もっと「お茶の世界を知りたい」というのと普段の立ち居振る舞いをもっと「おもてなし」にあったものにということで、2月からこちらのお母様にお茶を教えて頂くことになりました。今から楽しみです。
またレッスンのレポですが、上達したらさせて頂きますね。
今年は「とりあえず立ち居振る舞いだけでもいい女!(意味不明ですね…一応医療も接客業なので患者様のために、です。苦笑)」をテーマに開業してからサボっていた「女磨き」をしたいと思います。
以上、お茶会レポートでした。いつもお誘いありがとうございます。