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2011年1月 5日 (水)

当院での自費診療の前歯について

こちらのコラムは歯科の話題以外でも閲覧されている方が多く、不特定多数の方が見られるので「症例写真や診療についての内容は極力載せない」というのが私の方針なのですが、まぁたまには歯科らしい記事もということで。

当院はどちらかというと出血を伴う外科処置が治療のメインなのですが、処置後のかぶせ物を「白でしたい」とこだわられる方が多いです。特に当院の場合、患者様の8割以上が女性なので特に「前歯は絶対にキレイな白い歯で」というオーダーが多いです。

そうですよね…痛い歯周外科の治療やインプラントの治療を受けて頂いた後ですから、最後はキレイな歯をという気持ちも分かります。

保険診療の前歯だと色も決まっていて歯の色や形の再現力が低く「とりあえず前歯が入って噛めたらいい」的な感じなのですが、自費診療の歯は歯の形や色は自由。患者様のご希望通りに歯を再現できることが可能です。

Imgp3798前歯ってご本人が思っている以上に目立つんですよ。

なのでコチラが儲けるとかそういったこと以前に、女性なら口元はかなり他の人から見ると目が行くところなので、長い目で見て「キレイな歯」を入れておいたほうが絶対にいいと言い切れます。

とりあえず前歯をされる方には私からカウンセリングを無料でさせてもらってます。女性患者様は審美的なことになると主人(男性)からカウンセリングをされるより同性の私からカウンセリングされるほうが話しやすいようです。カウンセリングは無料ですし、カウンセリングを受けたからと言って無理にこちらから自費診療を強引に勧誘することはありませんのでご安心くださいね。お気軽に話を聞いてもらえたらけっこうですし、リクエストして頂いてもけっこうです。

さてでは当院の場合、前歯で自費診療を選んでくださった患者様への治療ですが、型取りをしたあとに大阪から歯科技工士さんを呼んでます。

実際の患者様の口の中で前歯のかぶせ物の色合わせと形態合わせを歯科技工士さんにしてもらって、歯科技工士さんが器具機材を医院に運び込んで院内で焼きつけをして歯を作ってもらってます。上の写真がかぶせ物を実際に作る器械。最新の器具らしく関西ではコチラの技工所とあと数件しか持ってないとのこと。

Imgp3804Imgp3800歯科技工士さんは歯の形態や色のプロ。私たちでは無理な色や形など細部の再現をしてくれるので、患者様からの直接オーダーを聞き入れてその場で調整してもらえるので助かります。

患者様からのオーダー(ここの色をこうして欲しい、形をこうして欲しい)の微調整をした後に、実際に「鋳造」といって院内で歯を焼いて作っていきます。今の最新機材はコンピューターがすべて管理しているんですね。モニターで歯科技工士さんが操作します。技工は普段あまり見ないので興味津々で見させてもらいました。この器械、900度まで温度が上がるそうです。写真は焼きあがった歯を冷ましているところ。

Imgp3806Imgp3811当院では自費診療の歯は大阪に発注しているのですが、その技工所さんは関西でも有名な所で出来上がりは日々口の中を見ているプロの私たちが見ても、ものすごくキレイです。

しかも患者様のご要望でその場で細かい調整をするので実際に口腔内に入ると素人目ではかぶせ物と分からないくらいの出来上がりになります。毎回、前歯を入れていただいた患者様はかなり満足されています。

色合わせ・形態合わせのときはこんな感じで歯科技工士さんと患者様とでマンツーマンでカウンセリングをしてもらって患者様が納得するまで話し合いをしてもらってます。

最終チェックは患者様と主人と歯科技工士さんで。(どっちがドクターか分からない図ですね…歯科技工士さんの方がドクターっぽい気がするのは私だけでしょうか…笑)

ここまで手をかけるとやはり完成度は高いですね。かなり手間も時間もかけますので、値段以上の価値はあると思います。

私が言うのもなんですが、女性は歯が命。前歯がキレイになるだけでかなり顔の印象が変わりますし、患者様自身が「キレイな歯が入ってから口元を気にせずに笑えるようになった」と明るくなられます。前歯はお金をケチるところではないですよ。

前歯が気になる方はお気軽にご相談下さい。なお、火曜日午後診察でしたらカウンセリング外来を設けておりますのでゆっくりお話をお伺いすることが可能です。もし相談希望の方がいらっしゃいましたら火曜午後からでご予約をいただけましたら幸いです。

以上、当院の自費診療の前歯制作レポでした。

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