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2011年2月 2日 (水)

ステージ4

実父が、胃がんでステージ4だと連絡を受けました。

実父とは諸事情で10数年音信がなく、父方の親戚が私を探し出し連絡がきました。

「危篤だからせめて会いにきてほしい」と。父が私に会いたがっていると。

「ステージ4」。

医療関係者の方なら「ステージ4」がどういった意味合いを持つかはよくご存知だと思います。

ターミナル(終末医療)です。

2月持つかどうか、が主治医の見立てだと叔父が言っていました。

今日から父が入院している神戸に行きますので、今週週末はコラムの更新は控えさせていただきます。楽しみにされている方には大変申し訳ありませんが、落ち着きましたら再開いたしますのでご了承ください。

ちょうど臨床心理学の勉強で「がんの患者、ターミナル患者の心身医療」の勉強をしているところでした。まさか自分が「がん患者家族」になるとは思っていませんでした。

「子」が「親」を「看取る」こと。

グリーフワーク(喪への作業)、ビリーブメントケア(患者が亡くなった後の患者家族のメンタルケア)をまさに今習っているところだったのを実体験するとは皮肉なものです。

「親」より「子」が先に死ぬのは一番の親不孝。

「子」が「親」を見送ること。それは一番の親孝行だと思います。

いろいろあった実父ではありますが最期は「子」としての責任と、そして最後の「親孝行」を果たしてきたいと思います。

本当に「生きて」いるといろんなことがありますね。

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