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2011年3月19日 (土)

ステロイドが減ると痩せ始めます

膠原病(SLE)の記事です。興味のない方は「続きを読む」で折りたたまないので飛ばしてくださいね。

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最近、SLE関係の記事を書いていなかったので久々の更新です。

ステロイドが先月久々に1ミリ減ったんですが、今までどんだけがんばってダイエットをしても食事制限をしても一向に体重が落ちなかったのが、たった1ミリ減量しただけで食生活もなにも変えてないのに3キロ体重が落ちました。50キロだったのが47キロになりました。うれしい~!!

ステロイド服用前は体重が40キロだったのに、服用を始めて1年で50キロに!食事も何も変えてないのに勝手に薬の副作用で知らないうちに10キロも太るともう体が重くて重くて。

医師や専門書には「ステロイド服用中は食生活に注意していれば体重増加はありません」なんてありますが

絶対にウソ!

ステロイドが多いといくら食生活に注意していても勝手に太ります。逆に言うとステロイドが減ると体重も自然と元に戻り始めます。人によって個人差はあると思うんですが、私は今までの減量では体重変化はなかったんですが、今回の1ミリ減量で一気に体重が落ちたので人によって「このラインよりステロイドが減ると痩せる」というのがあるのかもしれませんね。

顔がパツンパツンで「さあ、僕の顔を食べて!」というくらいアンパンマン状態だった副作用のムーンフェイス(ステロイドの副作用で顔がパンパンになることを「ムーンフェイス」と言います)も少しマシになってきました。どんな風にムーンフェイスが出現するかと言うと、頬骨の下のあたりと瞼周囲に脂肪がつくので、脂肪で目が埋まってしまいます(笑)ドスコイ顔になるとでもいいましょうか?「相撲取り顔貌」です。もともと目が細いのに脂肪でさらに目が細くなってしまい嫌なことこの上なしです(泣)本当に「もっこり」と頬骨に肉がつくので「この肉、ちぎって取れそう」な感じの膨らみようになります。

ステロイドは顔だけではなく、肩周りにも肉がつきます。これを「牛骨肩」と言います。分かりやすく言うとドラゴンボールのピッコロ代魔王が着ている服のような感じ?で肩に肉がつきます(って余計に分からない?)

肩幅が太くなり、腫瘤と勘違いするくらいに肩に瘤のような肉がつきます。男性ならマッチョでいいかもしれませんが女性の場合は…ねぇ、ちょっと(苦笑)ご多分に漏れず、私も「牛骨肩」の副作用が出ていてピッコロ大魔王になってます(笑)主人にも「すごいバッファローファンプ(牛骨肩の医療用語)になるもんやなぁ」とビックリされるくらいです。

うわさによるとステロイドが10ミリ/dayを切り始めると審美上の副作用はかなり軽減されてくるとのことですが…。病気を抑えるためとはいえ、顔が変わったり勝手に太ったりと女性にはいやな薬ですね。

一緒に入院していた同じSLEの患者さんはもうステロイド2ミリ/dayで維持量まで減ってるのに…。私はまだデータが安定しておらず10~20ミリ/dayの間で増えたり減ったりでうろうろしているので維持量まで行くのは早くても今年の末くらいかな?SLEの患者さんたちのブログでよく見かける「脱プレ(ステロイドを飲まなくてもいい状態)」したいです。

…そんなわけで、ステロイドで太って悩んでいる方。医師から食事制限をかけられている方。心配しなくても減量すると痩せてきますのであまり無理してストレスをためないようにしてくださいね。お互いがんばりましょう。

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