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2011年7月 3日 (日)

Dr.ヒロシの日記

パソコンが苦手なDr.ヒロシに代わり口述筆記するコーナーです。

Dr.ヒロシの日記

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みなさん、こんにちは。7月4日から水戸黄門が始まるのでちょっとうれしいDr.ヒロシです。水戸黄門好きなんですよ~。

知らないうちにHPが更新したそうで、嫁さんに「HP更新したよー」と知らされました。僕の写真がたくさんで恥ずかしいです(汗)

太平洋側の夏の暑さ&湿度は異様です。さて、暑くなってくると増えてくるのが免疫疾患の患者さん。

夏場の強い日差しは免疫疾患を悪化させるので、症状のひとつの口腔内潰瘍ができて来院される方が多くなります。免疫疾患の口内炎は普通の口内炎とは少し違います。

当院は嫁さん自身が免疫疾患もちなのと、嫁さんは大学病院勤務時代に血液免疫内科病棟の口腔内管理を担当していたので彼女は免疫疾患について意外と詳しかったりします。僕より症例を見ているのと自分自身が罹患してるので患者さんの全身症状を聞くとなんとなくわかるそうです。先日も口腔内潰瘍で来院された患者さんの問診をとった嫁さんから「免疫疾患疑いだから」ということで内科に紹介状を書いたらビンゴで強皮症の診断でした。その患者さんは体がだるくて何科に行っても「過労でしょう」「自律神経失調症」と診断がつかなかったらしいので、診断がついて治療法がわかりとても感謝されました。ちなみに強皮症は特定疾患難病指定です。

これが1例だけじゃなくて今までビンゴ確定診断症例が何例かあるんですよ。我が嫁ながら「う~ん、すごい診断能力」とちょっと感心してしまいました。免疫内科医になれるかも?(苦笑)

嫁いわくポイントは、口腔内潰瘍の状態、皮膚症状(蝶型紅斑やディスコロイド斑らしいです)、指の具合(指がリウマチだと曲がりますし、強皮症の場合パンパンにむくむそうです)、微熱の有無、レイノー症状(冷えると指先が白とか紫になる)とからしいです。

免疫疾患は普通の血液検査では診断がつきません。特殊な血液検査をオーダーしないと診断ができないんですよ。なので発見が遅くなるケースがままあります。第一スクリーニングとして「抗核抗体」というものを調べたりC3、C4といった補体など特殊な検査が必要になります。もし免疫疾患疑いなら当院から指定の内科(膠原病が診れる病院)へ「これこれ、血液検査お願いします」と紹介状に記載します。もし違うのなら別の疾患が疑われますし、もしビンゴならステロイドや免疫抑制剤、非ステロイドなどの治療法があります。

去年あたりのHPの更新から「免疫疾患の方どうぞ」という記載を嫁さんが書いたので、最近免疫疾患の方(ステロイドや免疫抑制剤内服中)の患者さんが増えてきました。嫁さんが不在のときでも、一応僕も口腔外科を15年以上しているので対処できますからご安心を。ちなみに嫁さんは火曜・木曜午後は出勤してますよ。

火曜日は劇混みですが、木曜日は比較的まだ余裕があります。

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以上、Dr.ヒロシのコメントでした。

当院は口腔外科ということもあり、口内炎主訴の患者様が多いです。そのうちの1割くらいが免疫疾患疑いの場合があります。主人は口腔外科で長年口内炎を見ていますので、ガン系の口内炎などの診断もできますので、もし口腔内にへんなデキモノや長引く口内炎ができてる場合はご遠慮なく診察に来てくださいね。口内炎の疼痛緩和の特殊な薬も処方できます。

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