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2011年9月 4日 (日)

らじまが9月号取材 南和歌山医療センター放射線科

やっと9月1日に発行になって情報解禁になったので「らじまが9月号」の取材レポを。

私は元々、副業でフリーライターをしているんですが、田辺に引っ越してからは本業に集中したいのでライターの仕事は受けていませんが「FM TANABE」のWeb担当の方が当院のHP制作のお手伝いをしてくださっている関係上、FM TANABEさんの医療コラム「医療FRONT LINE」だけは、ライター仕事を現在引き受けてます。お医者さんに取材するという趣旨なのでやはり医療関係者がインタビューしないと何かと専門用語が出ますしね。地域医療普及のお手伝いになればとボランティア的な感じでさせてもらってます。

今回取材に行かせてもらったのは南和歌山医療センター放射線科。

放射線科というと「レントゲンを撮る」だけのイメージがありますが、ガンの「放射線治療」などがメイン業務です。私たち医療関係者の通称は「放科(ほうか)」と言います。

今回取材をさせていただいたのが放射線科の辻先生。

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南和歌山医療センターにある放射線治療器「IMRT」についてのお話をお伺いしました。放射線治療というのはガンの治療のひとつです。

私も医療現場におりましたし、実父をガンで看取ってますのでガンについてはそれなりに知識はあるつもりです。ガン治療というのには3つの大きな柱があって「手術」「化学療法」「放射線治療」とあります。どれもつらい治療です。特にしんどいのが「化学療法(通称:ケモ)」。いわゆる「抗がん剤治療」で副作用がかなり強いです。「放射線治療(通称:ラジ)」も副作用の強い治療の代名詞です。

その副作用を少しでも軽減するための治療やケアが今いろんな臨床現場で試されてます。

今回取材させてもらった「IMRT」は放射線治療による副作用を最小限に抑えるためにコンピューター解析をして放射線を照射できる画期的な装置、とのことです。

Imgp5418

こちらがその「IMRT」の装置です。和歌山では南和歌山医療センターのみの器械だそうで、あと近隣には大阪まで行かないとないそうです。私たちの領域である口腔ガンにも使用できるとのこと。

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こちらが放射線を照射する際の照射部位を計算するソフト。かなり計算が大変なんだそうです。医療関係者しか通常見れないレアな写真です。

インタビュー内容などの詳しい内容は「らじまが9月号 医療FRONT LINE」に掲載してますのでそちらをご参照ください。今回の原稿は校正なしの一発校了だったので原稿を書いてからチェックしてないのでどのような記事になってるのか私も実は知りません…(苦笑)

大学病院と違いどうしても開業していると他科の先生との交流がなくなってしまいがちになるので、このように取材に出かけていろんな地元の先生と交流できるのは私にとってもいいことですし勉強になります。

次号らじまがは何科の先生かな?

以上、らじまが医療FRONT LINE取材レポでした。

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