Dr.ヒロシの日記
パソコンが苦手なDr.ヒロシに代わり口述筆記するコーナーです。
Dr.ヒロシの日記
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みなさん、こんにちは。お正月気分は抜けましたでしょうか?
歯科って、実は「清潔不潔」の概念が医科のようになくてものすごく「不潔」なんですよ。器具の使い回しなんて日常茶飯事。
うちの嫁さんは極度の「潔癖症」でして、医院はご存じのとおりオペ室ばりに「清潔不潔」を徹底しています。不潔操作をまちがったりなんてしようものなら「ぎゃぁぁーーー」とホラー映画で「幽霊に遭遇した人」くらいな悲鳴が上がるくらい病的な「潔癖症」です。それが功を奏して、うちの医院は6割くらいが看護師さんや医師、ヘルパーさんなどの医療関係者の方々がご来院になってくれてます。
「器具の使い回し」は歯科の代名詞のようなものですが(ひつこいですが、うちは全器具滅菌済みを使用するかディスポで1回使い捨てです)、嫁さんが歯科以外の科で「どーしても気になる」ものがあるそうです。
聞いて僕も苦笑いしたのと、「それもそうだなぁ」と納得してしまったもの。
それは「内科の聴診器」。
内科の先生が首からぶら下げてる「アレ」です。
嫁さんは毎月、専門病院である神戸の病院と、田辺で何かあった時用に南和歌山医療センターに通院してるので「内科受診」の常連客です。
毎回、聴診があるらしいんですが…。
嫁:「内科のステト(聴診器)ってさ、アルコール綿で拭いてるわけでもないし滅菌するわけでもないよね」
僕:「うん、聞いたことないよね」
嫁:「ステト(聴診器)の聴く所っていろんな人の皮膚に接触してるんよね。なんか気持ち悪くない?」
僕:「そういわれてみたら」
嫁:「だってさ、内科の先生って常にステットマン(聴診器の黄金メーカーでとてもお値段が高い聴診器。内科の先生は自分専用のステットマン聴診器をぶら下げるのがステータス)マイステトぶら下げてるやん。それでステった(亡くなった)患者さんの死亡確認するときにもそれを使ってるわけやん」
僕:「そうやなぁ。僕は勤務時代マイステト持ってなかったから受け持ち患者さんの死亡確認の時に病棟詰所に置いているナースの皆さんが検温の時に使うステト(聴診器)使ってたなぁ」
嫁:「ってゆーことは、亡くなった人の皮膚とかにも触れてるわけやん。しかも毎日診察で何千人の皮膚に接触してるわけやん…。ぎゃぁぁ~もしかして不潔?」
たしかに、嫁さんの言うことも一理あるなぁと妙に納得してしまう僕でした。というか嫁さんの変な感性もすごいです(笑)
その話を聞いてから、うちの診療所に置いてあるステトを一応アルコール綿で拭いておきました(苦笑)
医療現場って「清潔不潔」をきちんとしているようで「グレーゾーン」も幾分にあるんだなぁと感じた嫁さんとの会話でした。
あ、「フレンチレストランひろ岡」さんのシェフと作った小屋作りの話はまた次回に!(嫁さんに詳細をまだ話してないんです)
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以上、Dr.ヒロシのコメントでした。
私って潔癖すぎるでしょうか…?