くたびれる器械たち
4月で開業丸5年になるんですが、酷使しているせいか開業時に揃えた器械たちが次々と寿命を迎えて買い替え&入院等が続いております…。
心筋梗塞で入院しつい先日退院した生体モニターに続き、今度は開業時にアメリカから輸入した「蒸留水」を作る器械が…ついにご臨終。
うちの医院は「器具は完全滅菌提供」をしているので、普通のオートクレーブ(通常の歯科医院で使う滅菌器)は遅すぎて滅菌が回らないので、医科の手術室等で使用する高速滅菌器「ステイティム」を使ってます。
「ステイティム」は蒸留水を使用するんですが、蒸留水って買うと結構高いので、当時まだ日本に入荷してなかった蒸留水生成器をアメリカから輸入して医院で蒸留水を作って使ってました。
「いくみさん、蒸留水作る器械が壊れたらしいよ~」と火曜に連絡をもらったんですが…開業前、どこのアメリカの会社から輸入したのか…失念。
「医療用蒸留水生成器」で日本語で検索してみると「蒸留水販売します」くらいの勢いな業務用のとんでもなく巨大で高額な器械しか出てきません。
アメリカサイトで苦手な医療英語で検索する元気もなく…。
う~ん、困った。
ということで、いろいろ駆使して日本語サイトを検索したら出てきました!
開業前はまだ日本では販売されてなかったんですが、東日本大震災の影響で「放射能汚染のない水」をという声の高まりで「蒸留水」を一般家庭でも使用するようになったらしく輸入代行会社がありました。
↑コレです。開業前に買った蒸留水の器械の進化バージョンです。
蒸留水って、体にイイらしいですね。滅菌に使用するくらいしか知らなかったんですが…。診療所で作って持って帰って自宅でも飲んでみようかな。
お値段、やっぱり自分で輸入した方がかなり安め(代行品の半額以下!)
ケチな私は「どうしよっかなぁ、頑張って英語と格闘して輸入しちゃおうかなぁ」と悩む悩む。英語が結構得意なDr.ヒロシにお願いしたんですが、パソコンが苦手で検索ができないとのこと…。
開業前の私、あの徹夜続きで死ぬほど忙しかった時に根性でこの器械をアメリカサイトから検索して輸入ってスゴイなぁと自分で感心してしまいました(苦笑)今の私にはそんなパワー残ってません。
医療機器系って輸入するときに通関で「何にこれは使用するのか」を事細かに臨場感をもって書類記入しないといけないのと、歯科医師免許のコピー提出等々、手続きが非常に面倒なんですよ。それに医療関係のものは、そんな手続きもろもろで輸入から入荷までに1か月くらいかかります。
とにかく急いでいるので涙を呑んで今回は高い日本輸入代行店から購入しました。
先週お伝えした「頭蓋模型(ガイコツの頭)」↓を買おうと思っていた予算が…コレに取られてしまいました…。ショック!!
ガイコツくん、しばらく買えそうにありません(涙)サヨナラ。
元を取るために医院で「まさご歯科の蒸留水」をペットボトルに入れて販売しようかなぁ。
そんなことをしたら絶対Dr,ヒロシにシバかれます(苦笑)
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