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2012年3月17日 (土)

点滴

うちの医院は「口腔外科」なので、急な腫れの方や大きな手術時などに「点滴」の処置をすることが多いです。↓こちらが救急用の点滴セット。

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歯医者さんで点滴?って感じですよね。うちは一応「歯科」は「歯科」でも「口腔外科」で特殊なので…。抗生剤やらステロイドやらセデーション(鎮静)などの点滴をします。

今まで点滴組立は私の仕事だったんですが、最近「点滴の組み方」を久保に教えてます。

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点滴は覚えてしまえばなんてないことなんですが、やっぱり始めのうちは緊張するものです。頭では分かってても「いざ緊急で患者様に使う」となると何となく焦っちゃうんですよね。

最近の点滴薬剤は「ポリアンプル(プラスティックの入れ物)」が多いんですが、薬剤によってはまだガラスアンプルがあります。これが慣れないうちはアンプルをカットするときにガラスの切り口で手を切るんですよ~。私も新人時代何回手を切ったことか(主人も研修医時代、病棟でアンプルで手を切りまくったらしい、です)

私:「ガラスのアンプルは危ないから、開けるときに手を切らないようにね」

久保:「はいっ」と元気な返事とともに…

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私&久保:「あっ…!」

久保、大流血!!

アンプルの端で手を切ってしまいました…。

ガラスアンプルで手を切ると血がなかなか止まらないんですよ…。「わわわぁ~、血・血・血ぃぃぃ!!」と大慌てで久保の指を縛って緊急止血。外科の人間って患者様の血は平気でも身内の血には弱いんです、はい…(苦笑)

主人が「こうやって一つ一つ外科は何でもカラダで覚えていくんやで~」と応急処置をしている私と久保にニヤリ。意地悪なDr.ヒロシです…。

頑張れ、久保ちゃん!Dr.ヒロシのイケズ…いやいや、愛情表現です。

来週からしばらく特殊な手術が続くので点滴を毎回組んでもらうので覚えましょう。

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