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2012年5月26日 (土)

沖縄離島@独身時代放浪記 小浜島その1

うちのエース、久保は紀伊民報の取材記事にもインタビュー掲載されているように、現在婚約中。彼氏さんは「沖縄出身」とのことで、先週月曜日に有給をとって沖縄に行っておりました。お土産に「ちんすこう」等々沖縄物産をもらい「わぁ、懐かしいな」と味わっております。

さて、こちらのコラムにも何度か書いたことがあると思いますが、私は独身時代は「沖縄フリーク」だったんですよ。ダイビングの資格をもっているので毎年潜りに沖縄までふらっと一人旅をしておりました。

しかも「沖縄本島」ではなく「離島好き」で石垣島まで飛行機で飛んで定期船で離島に行くという「バックパッカー」です。沖縄の離島と鹿児島の離島は全部制覇してます。

個人開業医に勤務しているときはギリギリの人数で診療を回しているので物理的にロングで有給をとるのは無理だったんですが、会社勤務の時や大学病院勤務(大きな職場は有給を消化しないといけなかったんで休みがとり易かった)、フリーランスの時に毎回1週間くらい休みをまとめて取って離島滞在しておりました。

沖縄離島って、ディープなんですよね。ハマる人はハマる。

だいたい離島に行くみなさんは「一人旅」が多いので現地ではさほどさみしい思いはしませんね。1週間のロング滞在なので経費節約のために1泊2000円~5000円くらいのペンションや民宿、ドリトミーに泊まるんですけど、これがまたディープ。知らない一人旅の人が夜な夜な集まって三線片手に泡盛で宴会と相成ります。

今はさすがにオバチャンになったのでドリトミー(知らない人と相部屋)は怖いですけどね。若いうちはなんでも体験しておくもんです。

では、今回は「小浜島」をレポート。

小浜島は石垣島から定期船が出ていてそれに乗って行きます。たしか一日数本しか出てないんで船着き場の近くの商店街で出発までの時間を潰します。この商店街が結構いい味を出していて楽しいんですよ。南国ムードで。

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野菜とか果物とか魚がね、本島とは色彩が違うんですよ。「これ、どうやって食べるの?」みたいな見たことない食べ物多し。

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小さい小型高速艇にて小浜島到着!結構船が揺れますので酔いやすい方は酔い止め必須!

小浜島は「コレ」といって…観光地がありません。

とりあえず「海」!

貧乏パックパッカーだった私は観光タクシーに乗るわけでもなく、かといって公共交通機関なんてものはこの島には存在しないんで、船着き場でレンタサイクルを借りて移動。

…って、私、実は自転車乗れないんですよ。

離島観光には致命的。荷物を籠に入れて「手押し車」的に自転車で移動。

お昼ご飯を食べてなかったんで、とりあえず食べるところを「沖縄離島ガイドブック」で探索。

命綱はこの本一冊。これを見てすべての行動(船の時間とか、食べるところとか、一人バックパッカーの心得とか)するので失くすと…アウトな大事な本。

島には(当時)2件しか食堂がなかったんですが、2件しかない食堂のあえて「ディープ」な食堂にチャレンジ。

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なかなかディープでしょ?地元民ご用達な感じ。店内に入ると「アウエイ」感が…。メニューはこんな感じ。

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沖縄料理って「好き嫌い」が分かれるところ。味が個性的なので私もあまり実は好きではないんですが、離島の料理はまた沖縄本島とは味が違います。なかなか美味。ここは「地元の名産を食べないとね」といことでソーキそば。

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なんかどどーんと肉らしきものが乗ってます。脂っこそう…と思いきや意外とさっぱり味。カップヌードルのような麺の固さとスープの味。お肉はプルプルコラーゲンで味はあまりありませんでした。

で、腹ごなしをした後は宿に…。

ってか、遠い!!!ちょうど宿は船着き場から島の反対側。これを自転車で行けっていうの?

この島は本当に何もなくて見渡す限りこんな感じ。

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北海道かよっ!!!

と突っ込みたくなるくらいエンドレスに見渡す限りの地平線。写真には写ってないですが放牧がさかんなようで牛もいっぱい。

小浜島はですね、実を言うと「セレブな人の観光地」でして、島内に大きなリゾート施設があるんです。その中にはプールあり、プライベートビーチあり、リッチなレストランあり、きれいな客室あり、ゴルフ場あり…で施設内ですべて完結するわけですよ。もちろん、船着き場からホテルまでの送迎があるのでそこに泊まる人は上記のような地元密着なディープな食堂でご飯を食べなくても、北海道的な延々と果てしなく続く地平線を自転車を引きづりつつ歩かなくてもいいわけで。

The 貧富の差

って感じですね。一人旅の時は節約旅行を心がけていますんで、そんなセレブな宿には泊まりませんよ。一人でそんなところに泊まってもよけいサミシイじゃないですか。やっぱりラブラブカップルでないとセレブ宿は泊まってはいけません。若いうちだけですよ、民宿やらドリトミーを経験できるのは。

牛さんを横目に(というか、小浜島で食堂でしか人をみかけませんでした)息切れしながら本日の宿へと「ほうほうのてい」で到着致しました。

小浜島その2に続く。

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