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2012年6月 2日 (土)

沖縄離島@独身時代放浪記 竹富島その1

独身時代の趣味「一人旅@離島」編の続きです。

沖縄離島@独身時代放浪記 小浜島その1

沖縄離島@独身時代放浪記 小浜島その2

沖縄離島は沖縄本島とは違いかなりディープです。今回レポしているのは主人と結婚前の大学病院勤務時代(大学病院は「夏研(かけん)」と言って1週間各自が交代で勤務を調整して夏休みを取ります)を利用して沖縄離島1週間旅行したものです。

主人と一緒に「夏研」を取って離島旅行に行きたかったんですが、ちょうど私の夏研の時に主人は病棟でターミナル(口腔ガン末期)の方を担当していたので予定が合わず。…ということで一人旅でした。まあ、基本的に一人旅が好きなので一人でも苦にはなりません。今でも「あのときの夏研の時に勝手に一人で沖縄に行った、ずるい」と根に持たれてますが…(苦笑)

さて、今回は竹富島。

離島に行く場合は離島→離島間に小型船の定期便がないので、一旦、離島から石垣島まで戻って目的地の離島に行きます。(当時は、です。今はわからないですが)

離島旅行を計画するときは数少ない定期便を乗り過ごすとアウトなので、かなり綿密にスケジュールを組んでいかないといけません。

「竹富島」は石垣周辺の離島の中でも一番人気の離島。なぜなら島が狭く「ベタ」な観光施設が整っているから。石垣島の観光旅行にも「日帰り竹富島ツアー」なるものが組まれるくらいで半日で島を満喫できます。

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離島の中でも「これぞ沖縄離島!」って雰囲気が味わえるのでビギナーにはオススメな島です。ビギナーな日帰り観光な島ゆえ、泊まる方はかなりの島好きと言っていいでしょう。竹富島の宿はどこもかなりディープです(笑)

例によって公共交通機関がないのでレンタサイクルを借ります。ただし、他の離島と違って竹富島は道が舗装されてなくて「砂利道」!かなり大変なので健脚な方のみレンタサイクルを借りた方がいいですね。ちなみに私は自転車が乗れないので「荷物を載せて手押し車」状態ですが…。

竹富島はあまりオシャレな宿がありません。沖縄&鹿児島のディープな離島を全制覇している私が「一番ディープ」と感じた民宿がこちら。

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なんか、見るからに…でしょ?当時、たしか一泊2食付2000円(安い!)のドリトミータイプの民宿。離島は一人旅なバックパッカーばかりなので、こういった「バックパッカー専門」のドリトミーが多く存在し「男部屋」「女部屋」と分かれます。

私がこの日泊まった部屋は6畳の和室に見知らぬ女子5人。とりあえず布団を並べるだけでキツキツな「超過上収容の刑務所の雑居房」状態。どこからか「油で黒光りした巨大な虫さん(沖縄のはデカい!)」も出てきて大騒ぎ。

しかもクーラーは「100円○分」といった感じで「誰がクーラー支払う?」的な葛藤があり誰もクーラーにお金を入れないので蒸し風呂…。

シャワーはなぜか男女共用で防水カーテンで仕切られているだけなので、使っていたら誰か入ってきて(男の人)、「あ、スミマセン」と真っ裸を見られる始末。

20代の若かりし頃は一人旅をこよなく愛し各県各宿(九州、沖縄、四国は全制覇!)に泊まり歩いた私ですが、この宿が一番「なにかのサバイバルな試練?」のように感じました(笑)

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2000円な宿の食事はこんな感じ。謎の魚のカツ(おばちゃんが料理するところを見たんですが、アオブダイみたいな青い魚をさばいて揚げてました…)、ゴーヤちゃんぷる、冷奴、なにかの刺身、そして写ってないですが大量のもずく(笑)

これをお家の台所みたいなところでみんなで合宿のように頂きます。私が泊まった日は男女とも満室で旅慣れた人が多く食事後は大規模な泡盛&三線の宴会でした。

もちろん午前様の大宴会。飲みすぎて気分が悪い青年に大量の水を飲ませてトイレに行かせてと応急処置で介抱したり…。身に染みついた白衣魂が恨めしい(苦笑)

この宿に泊まった時に東京から来たバックパッカーの兄ちゃんに気に入られて泡盛一本(一升瓶)をプレゼントで頂いたんですが…。ただでさえ1週間の旅行で大荷物なのにどうやって持って帰るの?と困りました(苦笑)まだ旅は続くので、次の宿の宴会で利用させてもらいましたが。

旅慣れたバックパッカーの方は「こういった宿の方が楽しい」と言われます。

主人に帰ってから沖縄レポをしたんですが「よく女ひとりでそんな見知らぬ人と泊まれるね~。君は普段白衣を脱いだら超人見知りなくせによくこんなディープな所に一人で行くね。僕は知らない人と仲良くなれないからカンベン」と言われました(苦笑)

「旅の恥はかき捨て」で離島は離島で楽しいんですけどね。たしかにディープ過ぎるので極度の神経質の主人のような方やセレブ旅大好きな方には…きっと離島旅行は無理ですね。

貧乏旅には貧乏旅ならではの楽しみ方があるのですが宿はかなりいろんな意味でキケン(?)な所が多いので「当たり外れ」も楽しみの一つということで…。

では、次は竹富島観光編。

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