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2012年6月23日 (土)

あれやこれやと… ステロイドと肝炎の関係

免疫疾患のお話なので興味のない方は「続きを読む」で折りたたまないので飛ばしてくださいね

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SLE(全身性エリテマトーデスという免疫疾患の難病)と診断を受けて治療薬のステロイドを飲み始めること3年。とりあえず今のところSLEのメインである腎臓や脳・心臓の臓器障害は免れてますが、肝臓が…ちょっとやられてきてます。

ステロイドを長期服用して免疫抑制状態が長く続くとウイルス性肝炎が発生増悪する…と最近の研究で言われてます。まさにこの論文。私は典型的な症例です。

自分が病気になるといろんな論文を読むので勉強になりますね。

口腔外科領域でも免疫疾患もちで肝臓が悪い方は口内炎が出やすいんですよ。最近私の外来にも「免疫疾患&肝臓病で口内炎多発」の方が来院されました。

まさに疾患を自分自身で実感できるんで患者様にも説明しやすいなぁなんて思う今日この頃です。

今度は肝炎のウイルス量の検査をしてウイルスが多かったら抗ウイルス薬「核酸アナログ」を飲まないといけません。

ああ、薬がまた増える…。

ただでさえステロイドの副作用で骨粗鬆症や大腿骨壊死などいろんな症状がでているのに、次は肝炎。ひとつ体のバランスが崩れるとガタガタといろんなところに悪影響が出ますね。

健康が一番。

主人は病気にならないよう「食生活」などに気を配ってます。病気は私一人で十分です。

というわけで、あんまり体がよくないので現場は最近成長している久保に任せて裏方業務にシフトを考えている今日この頃です。

みなさんもどうぞお体を大事にしてくださいね。

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