久保:読書感想文
9月に久保が初めて入院するという事で医科でも行う業務を覚えてもらおうとこの本を読んでもらったのでその感想文です。新人ナースさん用の図解入りの読みやすい医療書です。
【本の内容】
・採血、注射、点滴についての手技
・気道確保、気管内挿管、中心静脈カテ、Aライン、骨髄穿刺、腰椎穿刺、胃洗浄の手技
・導尿、浣腸の手技
実際に自分が行ったもの…採血、点滴、気道確保挿管、導尿、浣腸
【本の感想】
自分自身が実際に体験する医療行為について、あらかじめ知識を入れておくことで少し怖さが増した反面、「今は何をしているのか、どういう状態なのか」を理解しながら観察することができ面白かったです。「まさご歯科」での点滴は翼状針を使用しているのですが、今回は長時間点滴を付けたままであるため留置針を使用しているんだな…といったことも考察することができました。また実際に処置を受けて看護師さんは何気なく「チクッとしますよ」と言ってルーティン作業で処置を行っていたのですが私は内心とても緊張して怖かったです。きっと「まさご歯科」に来院される患者様も同じ気持ちなのだろうと、自分が患者の立場になってみて身をもって理解することもできました。この本を読んでから自分が体験したことで手技的なことや、どういった器具や薬剤を使っているかなど様々なところに目を向けることができ、大変勉強になりました。また患者さんの立場も経験でき良かったです。
【この本を臨床にどう生かすか】
患者の立場人あって医療現場を見る当うことは今まであまり経験したことがなかったため、今回の入院手術は大変勉強になりました。一般の歯科医院ではこのような点滴や注射を行う機会は少ないと思いますが、「まさご歯科」は口腔外科のため手術や救急処置の際に点滴や注射を行う機会があります。今まではラインを組んだり薬剤を準備したりを行う事で手がいっぱいでしたが、今回は実際に体験したことを踏まえて今後は患者さんの気持ちを汲み取った対応や声掛けを行うことができるようにしたいと思います。そのためには、まずラインを手早く的確に組み、薬剤の確認も確実にできるようにならないため、この本にかかれてあった手技をしっかり身に着け、また場数を踏んで出来るようになりたいと思います。歯科衛生士だから口の中しか見れないのではなく、こういった医科的な医療について学び様々な事態に対応できる歯科衛生士になりたいです。
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以上、久保のコメントでした。ただただ「口の中の歯石取り」だけの衛生士にはさせたくないので、久保には医科的なことも教えています。私の育てる最後の衛生士さんなので私のDNAを引き継いでもらいたいものです。
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