開業マーケティングとは?
どこまで続くか真面目記事のコーナーです。
先週、会計士T氏がお見えになり今年の医院売り上げを上方修正して帰られました…。
う~ん、T氏、どこまで私たちを働かせるおつもりか?
T氏の会計事務所はコンサル業務も行っていて、T氏は現在、新規開業歯科医院の開業サポートを行ってるとのこと。
今は歯医者さんはコンビニの数より多いので、開業するとなると事前にマーケティングやら市場調査などなどで大変なんですわ。
うちの医院の場合は、区画整備で義父がしていた医院が取り壊し閉院→なし崩し的に大学病院に勤務中だった主人が継承で新規開業だったんで、市場調査やらマーケティング云々以前の話だったんですが。
でもでも、田辺も歯科医院激戦区。
しかも私たちは田辺の開業医に勤めていて暖簾分け的に開業とかではなく、いきなり神戸から田辺に引っ越してきてのルーキー開業だったんで、田辺の市場やマーケティングなんて全く分からない。
さて、見知らぬ地、田辺でどう戦うか。
医院開業に主人と私で天文学的な多額な借り入れをしてるので、ある程度軌道に乗せて食っていけるようにしないといけないわけで。
とりあえず私なりに開業してからは経営戦略については考えて模索→実行→反省点を踏まえ→再度実行を繰り返し今に至ります。まだまだ模索中の身ではありますが。体が悪くてドクターストップがかかっていても週2回は必ず現場に出るのは現場の空気を自分で感じ戦略を立てるため。自ら現場に立たないとスタッフもついてきません。
これから開業する先生、もしくは現在開業中で伸び悩みの先生にちょっとしたワンポイントマーケティングを。
私、一応、製薬会社に勤めていた時にマーケティング部だったんで市場調査・マーケティングは得意なんです。すぐできて、応用できる簡単なマーケティングを教えちゃいます。
それはとても簡単。
自分の医院(もしくは開業予定地)の周りのお店に行ってみてください。
オススメは地元密着型の喫茶店、内科(風邪ひいたとか適当に通院してみる)です。そこでスタッフの対応や周りの人の反応、雰囲気を盗み見て「感じる」こと。繁盛している所とそうでない所を比較対象で行ってみるのもいいですね。
私はそれで田辺の市場調査をしました。で、マーケティング立案。
その土地で何が求められてるのか、何が足りなくて、何が出来てないかをリサーチし、「何か」を補完し自分の医院に取り入れることです。ほんのエッセンス程度でかまいません。それを根気よく継続して行うことが成功の鍵です。
これがヒント。
キモまで言ってしまうと面白くないのでそこから先はご自身で考えてきてください(笑)
まあ、開業して3年目くらいまでは「自分の医院のカラーを決める」までの大事な時期で、4年目5年目でそれを固定化、6年目以降はそれをブランディングする、という感じで私は長期戦略を立ててきました。
今から新規開業…大変だなあと会計士T氏の話を聞きつつ、今後開業する若い先生にエールです。大変ですが、頑張ってください。
ホント、まじで今の時代の開業は…大変です(苦笑)
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