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2013年6月 2日 (日)

いつ借換えするの?今でしょ!

どこまで続くか真面目記事です。

コチラのコラムは同業者の方が結構見てらっしゃるので、たまには同業者ネタを。

今回のテーマは「医院借り入れの借換え」についてです。

今「アベノミクス」の真っ最中でテレビなどで「借換えするなら、今でしょ!」としきりにしてますね。

歯科医院新規開業は規模にもよりますが、およそ億近くの借金を抱えて開業するケースが多いんで、返済がほんっとうに大変。

しかも新規開業の場合、信用がありませんのでどこもお金を貸してくれません…。

今だから笑い話で書けますけど、うちは開業する予定はなかったので(まあ大人の事情で知らないうちに開業することになってしまった)開業資金としてまとまった額のお金を貯めておらず、自己資金がほとんどなかったため、最初開業する際はどの金融機関も最低限の金額しか借り入れができずに開業日前日夜まで会計士さんと各所に頭を下げて資金繰りに苦労し借り入れをしたというホロ苦い経験があります。

信用がないと通用しない世界。身をもって感じました。

もうね、開業資金の調達の際は足元を見られてそれはそれは恐ろしい金利…。そして高金利で有名な所しか貸してもらえないという現実。全部で4か所から借り入れしました。しかも連帯保証人が4名もいるという信用のなさ…。銀行回りと保証人探しで胃が痛くなる日々だったのをもう昨日のように覚えてます。

金融機関の借り入れ担当者のあの嫌味で横柄な態度、「仕方ないから貸してやったる」的なその屈辱的な経験は一生忘れられないですね。

「くっそー、コイツら何やねん!!!今に見とけ(怒)叩き返してやる」という恨みで今まで頑張ったといっても過言ではありません…。

え?私は執念深いですよ。ヘビ年女ですから(苦笑)

一度嫌なことをやられた人は絶対に忘れません。徹底的にいきますよ。それぐらいの根性や性格の悪さ(?)がないと経営者なんて勤まりません…。

さて、開業当初は働いて返済しても返済しても金利の払いばかり。借入額が大きいので払っても払っても金利の払いしかできません。

ここはぐっと我慢。売り上げを上げて3年は黒字成績を出してください。

自営業は何事も数字、コツコツ信用を作っていくしかありません。

うちの医院の経理は会計士さんと私で切り盛りしてるんですが、会計士さんと私の積年の怨讐はかなりなもので3年黒字を出した時点で「繰上返済行きます!」と緻密な計算の上、断行!

まず一番金利が高いところを2か所、一括返済!電話で「あの~、一括返済しますんで手続き宜しく♥」と言った時の担当者の狼狽ぶりで「勝った!」と思いましたね←性格悪い…

この2か所の繰り上げ返済で月々約50万円近くの金利負担がなくなりました。これは大きい。

これで調子づいて会計士さんに「借換えも行きましょう」と提案したのが私。会計士さんは「ええ、いきますか?」とちょっとビビってましたが、もう勢いで行くなら今!まさに「今でしょ」状態で銀行と掛け合いました。

ここで、借換えの際のワンポイントアドバイス。

いかに金利を安く借換えできるかは知識武装をいかにできるか、です。

私はプロの会計士を味方につけてあの手この手で新規借入先に波状攻撃をかけ、当時の借入先とも「借換えしますけど~」とちらつかせ…でトランプゲームをすることです。もう、一種のギャンブルですね。カイジじゃないですけど「勝たなきゃ誰かの養分」です。1円でもまけて、と大阪のおばちゃんもびっくりの粘り腰で頑張ってください。トドメのジョーカーは最後まで持っておくこと。これ重要。

あと、今各種銀行で様々な借換えローンが出ています。自分に合ったものを選ぶといいかと思います。医院を開業している方ならある程度営業成績を残している場合は「ドクターズローン」といって医師免許もしくは歯科医師免許を担保にびっくりするくらい超低金利で借換えすることが可能です(ただし、超低金利な分、審査が厳しく手続きがかなり大変でした)

借換えは「はい、じゃあ借換えします」と簡単にできるものではありません。うちの場合は住宅ローンと医院の機械系のローン2本を借換えしたんですが、やり取りや手続き、審査などでやはり半年かかりました。手数料もかなりかかります。

その間のやりとりも相当な労力。でも、その時間と労力と手間、手数料をかけてもお釣りがくるのがうまい借換え。

結局、手数料を差し引いても何百万単位で借り入れを減らすことに成功しました。しかも主人名義で保証人は妻である私だけでパスしました。もう他人に連帯保証人をお願いしなくて済むだけでも肩の荷が下りました。

めでたく借り入れ審査がOKとなり元の借入先に「一括返済します」と解約手続きに行って印鑑を押すときに手が震えました…。

あの時の感動と「くそったれ、今に見とけ」という恨みが晴らせた嬉しさと言ったら、もう。

やっぱり人生は苦労して初めて「ありがたさ」というモノがわかるもんですね。

あと、思ったのがお金で手のひらを返されるという事。開業当初は全く見向きもされなかった金融機関などが、最近逆に「借りてください」とゴマすりで来ます。

ええ、覚えてますよ。あの時に手助けしてくれなかったことを。

私は性格悪いので、苦労してる時に見向きもしてくれなかった人達には厳しいです。相手にしません。

それはともかく、メインバンクの銀行さんとは普段良好な関係を築いておくと何かと相談にのってもらえるので行員の外商さんと仲良くしてください。

というわけで、借換え。うちの実績から言うと目安として3年黒字だとだいたい借換え可能のようです。借換え検討中の方はアベノミクス中に借換えすべきですよ。

いつやるの?今でしょ!

↑今日の記事はただこれを書きたかっただけかも(笑)

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