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2013年10月27日 (日)

ホントにつらい味覚異常

どこまで続くか真面目記事のコーナーです。

今週は「ホントにつらい味覚異常」です。

口腔外科の診察範囲にもある「味覚異常」。味が分かりにくくなる症状の一種です。

抗がん剤治療や放射線治療などの特殊な治療をしている方を除けば、健常者の方の味覚異常の原因は加齢による唾液の減少やホルモンバランスの乱れなど言われてますが、あまりはっきりとしたことは分かってなくて治療薬もこれといってないので症状と上手く付き合っていく…しかないんです、正直な所。まあ、しいて言うなら亜鉛を飲むくらいでしょうか。

医院にお見えになるこの症状を訴える方は、更年期の男性と女性に多いので、おそらく更年期障害の症状の一つでもあるんでしょうね。「味がわからない」主訴でお見えになる方は、かなり必死に「味が!味が!!」と訴えてこられます。

味がわからん…のがどんな感じか主人も私もぶっちゃけ、分かりませんでした。

が、10月の頭からひいた風邪のせいで私自身が感冒性味覚異常になってしまいました…。

普通は風邪の味覚異常は風邪が治るのと同時に改善してくるんですが、私は謎の難病持ち。免疫疾患なので何かちょっと変わったことがあると症状が長引いたりするんです。…もうかれこれ半月ほど味覚異常だったりしてます。

どんな感じかと言うと…本当に味が全く分かりません。苦み、甘み、酸っぱさなどの味覚の大前提となるものがなく、何を食べても舌触りでしか食感を味わう事が出来ない、とでも言いましょうか。結構味がわからないのってストレスフル。

たしかに、患者さんが「味が!味が!!」と必死におっしゃるのが分かりました、スミマセン。

特に春・秋の季節の変わり目にこの症状を訴えてこられる方が多いので、何かしらの季節的なストレスなども味覚異常の原因になっているかもしれません。

味覚異常と言うジャンルは内科、耳鼻科、口腔外科あたりがメジャーですが、各科に行かれても問題なしと言われた場合は精神科に受診して頂くのも手だと思います。意外とうつ病が原因だったりすることもあります。うつ病の薬や精神安定剤で改善したという話も聞きますし(一応心理士もやってます)

精神科って行くのに勇気がいるかと思いますが、きちんと病状を直すために恥ずかしい事ではないので心が風邪を引いたときは受診してみてくださいね。不定愁訴と言われる症状が改善されることがあります。

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