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2013年10月13日 (日)

石田氏の作品から

どこまで続くか真面目記事のコーナーです。

今回は「現代社会の裏側、刹那ー石田氏の作品からー」についてです。

「飛べなくなった人、石田徹也」さんってご存知ですか?

私は精神医療の勉強をしていたのでこの方の作品は以前から知っていたんですが、最近特にクローズアップされるようになった画家さんなんです。2005年に踏切事故ですでに亡くなってらっしゃる方なんですが…(自殺かも、らしいです)

Masago_2
この絵の作者です。

この方の作品はコチラのHPで見れます(アフィでないのでお気軽に)。

とてもシュールな絵が多くて、心理学の大学に行ってる時に結構話題になってました。無機質で刹那的な現代社会をとてもよく表現している作品が多いです。

心理学や精神医療の勉強をしていると絵からその人の精神状態が分かるんですが、石田氏の絵を見ていると「人間社会の怖さや、孤独、警鐘」といった感じを私は受け取ります。あまりにもセンシティブで現代を生きるのがしんどかったんだろうな、と思います。

好きで見ている日曜美術館というNHKの番組でたまたま石田氏の作品展の様子が放送されてました。

20代から40代にかけての世代から「痛いほど胸に突き刺さる」「心が吸い込まれる」「絵で救われた」など絶大な支持を受けているそうです。

大学でも習ったんですが、現代社会は若い人や働き盛りの30~40代の世代の精神的安定というものが足りないというか、幸せに飢えているような気がします。物質的にはスマホやらモバイルが発達して使いこなしても、実は心は孤独で満たされないという、感じでしょうか。その孤独を埋めるためにLineやツイッターにはまってネット依存症になったりとか。俗に言う「リア充(ネット社会の創られた仮の自分の世界じゃなく、リアルな日常生活が安定している人をリア充というらしいです)」が少ないんでしょうね。

個人的な話になりますが20代の頃は社交的で「人と接する仕事がしたい、人と接するのが好き」と思っていたんですが、いろいろ経験をして30代になり40前になり、自分の限界というモノを知って社会的責任が身をもって感じられる年代になってくると、あんなに人と接することが好きだったのが、逆に今では人と接することがコワイと思うようになってきました。かなり内向的になったと思います。(久保に精神医学の勉強をさせるために大学の教科書を再び読み返してるんですが、やはり精神医学の本にも30~40代は「自分の限界を知る」時期で、今の私のような精神的反応をすることが多いらしいです)

私も改めて日曜美術館で彼の絵を見て何となく思う所と、心に残るものがあったので記事にしてみました。そう感じる人が多いからこそ石田氏の絵は死して何年か経った今、クローズアップされるんだろうと思います。

現代社会を生き抜くのは大変です。肩の力を抜くぐらいがちょうどいいのかもしれません。石田氏の絵に共感を持つ世代は思い詰めての自殺が多い年代です。心が疲れたと思ったら、きちんと恥ずかしがらずに精神科やメンタルクリニックできちんとカウンセリングか投薬治療を受けて乗り切ってくださいね。

私も友人を何人か自殺で亡くしています。親友の出していたSOSを読み取れなかったことを今でも悔やんでいます。

本当に自殺は絶対にしないで。一人で抱え込まずに分かりやすいSOSを周りの人に出してください。死んでも、何の解決にもなりません。

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