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2013年11月10日 (日)

最初に麻酔した人知ってますか?

どこまで続くか真面目記事のコーナーです。

今日は「世界で最初に麻酔をかけた人」です。

麻酔って何となく西洋から入ってきた文化って思いがちですが、実は世界で始めて全身麻酔に成功したのはナント日本人!しかも和歌山の人!!

医療現場に携わる者なら学校で必ず麻酔学の時に名前が出るあのヒト、そう、華岡青洲先生です。

マンダラゲを使った全身麻酔を開発するために犬猫で実験を重ね、最後は母親と嫁に人体実験をして適正量を計測し、世界で初めて乳がん摘出で全身麻酔を行った医師です。

学生の頃に読んだ「華岡青洲の妻」を何となく読み返してみたら、実にこれが面白い。麻酔を開発するという名目に青洲先生をめぐる嫁姑の壮絶バトル、なんです。

息子を持つ母親はやはりお嫁さんに息子を取られるという感覚になるんでしょうね。姑の於継さんの青洲先生に対する執着心にお嫁さんの加恵さんはかなり苛められてしまいます。

嫁姑がいかに青洲先生の気を引こうかと躍起になっており、最終的には「人体実験で自分の体を使ってほしい」とまでになってしまう始末。

女の執念は凄まじいですね。

でも、息子は結婚すると変わるもの。母親にはプラセボ(偽薬)を飲ませただけで、本当の人体実験はお嫁さんに施行。お嫁さんは2回の人体実験で失明してしまいます。青洲先生、失明に大ショック。その罪悪感から青洲先生の「お嫁さんびいき」が始まります。

「青洲先生の実験を体を張ってお嫁さんがやった」ということで嫁の加恵さんは一躍時の人に。そして姑の於継さんは(本人は偽薬だったと知らない)自分は人体実験をしても何のさわりもない木偶の棒のような体だと思い込んでしまい精神的に病んでついに亡くなってしまいます。

姑がなくなった後は非常に夫婦仲が良くなり、お子さんもたくさん加恵さんは生んで、凄まじい嫁姑バトルに明け暮れた若い頃と違い、晩年は穏やかで良い暮らしだったようですね。

一つの薬に必ずドラマあり、です。

青洲先生以降はエーテル麻酔などが出てきます。最近の全身麻酔のシステムってホント近年に施術が生まれたものなんですよ。そう考えると凄いですよね。

この華岡青洲先生、和歌山ご出身という事で和歌山県紀ノ川に「青洲の里」という記念館があります。和歌山に出かけた際にたまに見に行くんですが当時の診療所が復元されてあって医療関係者ならきっと楽しめると思いますよ。

先日行ってきたので来週にでもレポしたいと思います。

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