不眠について
どこまで続くか真面目記事のコーナーです。
今日は「不眠について」です。
寝れない…辛いですよね。眠れないと体の疲れが取れませんので体にあまり良くない諸症状が出やすくなります。
不眠の原因についてはストレスです。過度のストレスや精神の興奮で交感神経が高ぶり眠れなくなります。
実は私もこの夏から秋にかけて不眠に悩まされまして。今は完治しておりますが、症状が強い時はもう辛くて辛くて。
元々、持病の治療薬ステロイドの副作用で不眠はあったんですが、それにプラスして少々ストレスが溜まってしまい全く眠れない日がずっと続きました。睡眠薬を飲んでも眠れないんですよ。ナイナイの岡村さんも全く眠れない日が続いて精神疲弊にて入院休養されてましたよね。「眠れないってあるわけないやん」と思われがちですが、本当に一睡もできなくなるんです。
睡眠薬って飲み慣れてない人はすぐ効くようですが、長く飲んでいると耐性が出来てしまい飲んでも寝れない場合が多いです。
私もステロイドを処方されてからかれこれ4年、マイスリー、ロヒプノール、レンドルミンその他いろいろ睡眠導入剤やらを処方されてますがどれももう耐性がついてしまい効かないので飲んでません。今は睡眠薬ではなく睡眠の質をコントロールするロゼレムのみ飲んでます。
寝れない、寝れない…と思うとそれがさらに余計なストレスとなり眠れなくなる…という悪循環になります。ベットに入ると頭の中が「うるさく」なります。いろんなことを考えちゃうんですよね。で、頭が冴えてきて余計寝れない。
ネットで「不眠解消法」とやらが沢山出てますが、ハッキリ言って全部試しましたが眠れませんでした。
どうやったら不眠を解消するか…。私なりの私見ですが、心の平穏が治るまで不眠は治らないと思います。とにかく眠れないのを焦らない事。眠れなくていいので目を閉じて横になるだけでも体は全く寝ないより休まります。心の傷やストレスが和らげば自然と眠れるようになるので、それを待つ、もしくはストレスの原因をできるだけ取り除くということでしょうか。あとスマホやPCの見過ぎも交感神経が休まらない原因になるので寝る前は止めた方が良いと思います。
私もこうやってカミングアウトしてますが、寝れないことは、不眠は恥ずかしい事ではありません。ストレスの多い年代では珍しい事でも何でもないんです。「うつ病」になる手前の症状ですから不眠に早く気付いた方が良いくらいです。
断言できますが、ストレスが和らぐまでは寝れません(だって交感神経が興奮してるから)
「時間」が心の傷を癒してくれることがあります。絶対この心の傷は治らないと思ている事柄でも時間というものは風化をしてくれる作用があります(一応心理士してます)
とにかく、寝れなくて辛い方は一度、精神科かメンタルクリニックに受診して薬物療法をうけてみたり、カウンセリングを受けてみることをお勧めします。それは抵抗がある方は、ストレス発散のために散歩や軽い運動をしてみるとかちょっとしたことでもいいと思います。交感神経を落ち着かせるには「心の休養」が必要です。無理せずに、焦らずに、でいいと思います。
私も心理士をしてるからか患者さんから「寝れなくて…」という相談を受けることがしばしばあります。あまりにも症状がひどい方の場合は精神科受診を、と伝えてます。
ストレスの多い現代、不眠は慢性病の一つです。れっきとした「病気」なのであまりにも症状がひどい場合は恥ずかしがらずにきちんと専門家に診てもらってアドバイスを受けた方が良いですよ。
眠れるようになって、「寝れるって素晴らしい」としみじみ実感している今日この頃です。
« Dr.ヒロシの日記 | トップページ | 今週のコーディネート »
「とりあえず診療日記」カテゴリの記事
- 秋がなく冬支度(2025.11.01)
- 季節がやっと進みましたね(2025.10.25)
- 古里にミャクミャクキーホルダー買ってきてもらいました(2025.10.18)
- 坂口先生、ノーベル賞おめでとうございます!(2025.10.11)