みなべ梅林@餅投げ
紀南地方は梅の産地。

この時期は山の斜面一面が薄い白雪を被ったような美しさです。鄙びた山里での梅の花は日本の良さを感じますね。
紅梅も良いですが、私は可憐な花を付ける白梅が好きです。

この時期は主人と「みなべ梅林」へ散歩をしに行きます。3年ほど前にこちらの梅林でのアンケートの懸賞が当たり近所の旅館宿泊券が当たりました。今年ももちろんアンケートに答えておきましたよ(笑)
みなべ梅林はとても急斜面の山の頂上にあり、上るのに一苦労。
道々にこの時期だけ近隣の方が露店を出します。有名な「いももち」は大行列でしたが、地元の方の裏技によると電話で予約をして並ばずに帰るとの事です。
そして毎年楽しいのが大根。
路面に1本100円でたくさん売られているのですが、スーパーなどには出せない規格外品を激安販売しているのでこんなのが。

走っている大根(笑)毎年この「走り大根」を見てちょっとほっこりします。
今年はたまたま「みなべ梅林の餅まき大会」の時間帯に重なってしまい、もうすごい人!
餅まき…
神戸生まれ神戸育ちの私が知らなかった田辺の風習で、何かお祝い事があると餅をまくそう。
田辺に引っ越して2年目くらいの時に某観音様のお祭りの際に初めて餅まきに遭遇し、その恐ろしさのため近寄ることを恐れ避けていた「餅まき」です…。
なにが恐ろしいかというと、老若男女、老いも若きもみな餅まきが始まると人格が変わるということです。
某観音様のお祝いの際の餅まきで「餅まき@田辺マイナールール」を知らなかった私は餅まき会場にて「いくみ先生、邪魔!立たない!写真なんて撮らないで!」と近くにいた顔見知りの患者さんに怒られた記憶が…(苦笑)
地元の方は餅を拾う用の袋やポケットの大きいエプロン着用はデフォです。そして始まったらひたすら人を押しのけて餅を拾う!!子供だろうが年寄りだろうがこの日だけは無礼講の関係なしに押し倒して餅を拾う!!
もちろん、田辺育ちの主人はそんなマイナールールを知っていてかなりの餅をゲットしていました。その時の私は押されもみくちゃにされ、まさに「踏んだり蹴ったり」で死に物狂いで2個拾いました(笑)
その、恐ろしき餅まきに遭遇してしまうとは…。

主人、やる気満々です(笑)

私は今回、あまりの恐ろしさに端の方で待機することにしました。
もう、そこは戦場と化し這いつくばる人多数。
餅まきは3分ほどで終わりましたが、私は足元にたまたま飛んできた餅2つゲット。
主人は何と20個も拾ってきていました。恐るべし、Dr,ヒロシ。さすが地元民!
そんなわけで、人生2回目の餅まきとみなべ梅林でした。
田辺ももう春に向かっています。
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