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2016年8月27日 (土)

免疫抑制剤と蚊との戦い あまり医師も知らないこと

私の持病である膠原病についての記事になります。ご興味のある方はPCからですと「続きを読む」で折りたたんでおりますので開いてお読みください。(スマホからですと「続きを読む」が出ずにそのまま下に記事が続きます)

ご興味のない方はどうぞ飛ばして下さい。

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膠原病の全身性エリテマトーデス(略してSLE)に罹患して早5~6年。

闘病初期に書いた「ステロイドと夏の過ごし方」的な記事がよく読まれているようです。

ステロイドを服用していると、夏は大汗をかいたり、めちゃくちゃのどが渇くので水をたくさん飲みすぎるため浮腫んだり、太りやすくなったり等々の副作用がしんどいよ、みたいなことを書いています。

あと、医師や歯科医師が知らない副作用として知覚過敏になりやすいメカニズムなども書いてますのでご興味のある方はカテゴリーの「患者の目線からーSLE患者としてー」を読んでみて下さい。個人的見解などを書いてますので同じ病気で闘病されている方の参考になれば幸いです。

もうステロイドが長くなると夏になっても上手く付き合えるようになります。一生服用する薬ですから神経質にならずに「まあ、こんなものか」と自分で折り合いを付けて行くしかないのであまり深く悩まないほうがいいと個人的には思います。

ステロイドが効かなくなってくると免疫抑制剤を処方されるケースが多いです。

メジャーどころでは大きく分けると3つに分かれてます。

◆アルキル化剤 商品名 エンドキサン

◆代謝拮抗剤 商品名 イムラン・リウマトレックス(通称メソ)・プレディニン

◆T細胞活性阻害剤 商品名 ネオラール、プログラフ←私はコレ

違いはまあいろいろあるんですが、膠原病やリウマチ、移植後の拒絶反応を抑えるために使われる薬です。書いて字のとおり「過剰すぎる免疫の効果を抑える」働きのある薬です。

免疫抑制剤、一般的によく知られている副作用は感染しやすいということで風邪をよくひきますが、この薬もステロイド同様に飲んでる人にしかわからない副作用(主治医に聞いても知らない率高し)が実はあるんです。

それは夏によくあること…

免疫抑制中の敵は「蚊」です。

これも出る人でない人があるので服用されてる方が全員出るわけではないのですが、出る人は結構います(私の周りの闘病仲間談)

蚊に刺されると…めっちゃ治りません(泣)

私の場合は、蚊やダニに刺されると真っ赤に腫れ上がり痒みMAX!

免疫抑制剤を服用する前の蚊の刺された後の痒みを1とすると服用中は8くらいに増強します。刺された周囲はアレルギー反応のように広範囲で発赤腫脹熱発して2~3週間ひきません。しかも跡が残る率が高い!

この蚊刺され悪化はネオラールやプログラフ服用の方に多く見られるようで、リウマトレックス(メソ)の方はあまりでないようです。(あくまでも私周囲の人に聞いた調べです)

免疫抑制しているからアレルギー反応が鈍くなってるような気がするんですが…実は違うらしく、免疫専門の友人医師に聞いたところ、自分の体内の抗原抗体反応を抑える作用が薬にあるので傷を作ると体が治そうとする働きをしないそうです。

蚊だけでなく、うちの分野(歯科)でいうと、免疫抑制剤内服中の方は虫歯や歯周病の進行が速いような気がします。あとは神経をとった歯の根の炎症(専門用語では根尖病巣悪化)が発症しやすいような気がします。

そんなわけで、免疫抑制剤を飲まれている方は虫よけスプレー必須、ムヒ携帯必須です。

私もこの夏は常にムヒを塗っていて主人に「ムヒくさい」と言われました(笑)あまりにも痒みが止まらないときはアレグラを飲んでました。同じ病気に罹ってる方、夏は蚊に気を付けてくださいね!

あと、歯のお手入れもきちんとしましょう☆私も毎晩

①普通の歯ブラシで歯面清掃

②全体に歯間ブラシ

③フロス

④舌ブラシで舌清掃

⑤やわらかい歯ブラシで歯と歯茎の間を仕上げ磨き

⑥歯科専売歯周病薬液で含嗽

と教科書通りのフルコースでケアしてます。10分くらいかかりしんどいです(苦笑)でも入れ歯になりたくないので頑張ってます!

…と、↑一応歯科っぽい事もたまに書いてみました(笑)

免疫の病気にかかって思うことは、「免疫ってなんやねん!?」ということですね。

よくCMや健康番組などで「免疫力を上げてなんたら~♪」とありますが、私たち膠原病患者は免疫が高すぎて自分自身を攻撃しているのでもし「免疫力を高めるなんたら~♪」を試したらどうなるんだろう?と素朴に感じてしまいます。病状悪化するんでしょうか?免疫、よく分からないです…。

余談ですが、免疫抑制剤を飲んでる方はグレープフルーツと八朔、夏ミカン、金柑は禁忌です。

グレープフルーツなどに含まれるフラノクマリン類という成分が血圧の薬(カルシウム拮抗剤)や抗血小板の薬と同様に相互作用と言って薬との相性が悪く、食べると血圧低下や動悸・頻脈、浮腫、頭痛、めまい、吐き気などの症状が出ます。

「柑橘系」でもレモン・かぼす・みかん・バレンシアオレンジは大丈夫とのこと。

上記薬を飲んでる方がいたら、あんまり「酸っぱい&苦い」系の柑橘類はすすめないでくださいね。しんどくなっちゃうんで。

ということで、久々に真面目記事であんまり医者に聞いても飲んでる人しか知らない副作用のお話でした。

同じ病気で闘病中の方やそのご家族の方の参考になれば幸いです。

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