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2017年1月28日 (土)

あの恐怖、再び@エミログラフィー

私の持病である膠原病についての記事になります。ご興味のある方はPCからですと「続きを読む」で折りたたんでおりますので開いてお読みください。(スマホからですと「続きを読む」が出ずにそのまま下に記事が続きます)

ご興味のない方はどうぞ飛ばして下さい。

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私事ですが、2月から入院します。

ステロイドを長年結構な量を服用しているといろいろな副作用が出てきます。

私は骨粗鬆症がひどくなり頚椎に多々な症状が出てきたため、その検査&手術で今回入院です。

外科入院なので膠原病での内科入院と違い、一応退院の「おしり」が見える入院なのでまだ少し気が楽です。

膠原病入院の場合はいつ退院できるか全く未定なのと、ただただベットで楽にしててね的な感じなので本当に「未決の容疑者収容」のようで、である意味拷問に近いです。

私は今まで入退院が多いのでおおむねの検査・処置は慣れてます。痛い手術系も我慢できます。

が、しかし痛みに強い私が唯一「これは二度と受けたくない」と思ったものが…今回検査であるんです(泣)

それは、エミロ。

私、脊椎触る系の処置全くダメなんです…。もう「脊椎」と聞いただけで血の気が引くくらいの恐ろしさ、再びです。

私が恐れおののいているエミロ、本名はエミログラフィーと言います。

エミログラフィーとは何ぞやですが日本語で言うと「脊椎造影」で、脊柱管内の神経組織の圧迫や狭窄の位置や程度を評価する検査です。

脊椎脊髄病疾患の病態把握や今後の治療方針を決定するために必要です。

…はい、その必要性は十分理解しています。

が、脊椎触る系は検査&術後の副作用がえげつないくらい激しいんです。

過去のえげつない体験はこちらの記事にまとめてます。後遺症注意@腰椎穿刺

脊椎に造影剤を入れてCTを撮影して手術部位の細部を決定するんですが、必ず検査後に低脊髄圧症候群という症状が出ます。

ミエログラフィー後の頭痛

造影検査のあと時にみられる症状です。寝ている間は痛くないのに、起き上がると頭痛がし、安静にすると痛みがおさまるという特徴があります。脊髄腔造影の後、脊椎麻酔後、脳脊髄液採取のあとに見られることのある症状で、低脊髄圧症候群と捉えられています。

脊髄腔を穿刺した際流出した髄液に加え、穿刺針を抜去した後も、硬膜の穿刺孔から髄液漏出が続くことがあります。その場合、施行後に頭蓋内圧が低下し,頭痛などの症状が出現するようになります。頭痛の多くは数日から1週間程度で落ち着きます。症状に応じて入院して点滴治療を行うと多くの場合1~3日で改善します。

進武雄病院HPより引用

そう、以前SLEの確定診断のためのルンバール(腰椎穿刺)で私、この頭痛に悩まされました。

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今は看護のクリニカルパス↑(術前の説明やスケジュールを書いたものを事前に説明する)が常識になっていますが、私がSLEの診断が付く前はそんなものはなく、主治医がいきなり病室にやってきて処置室に歩いて連れて行かれルンバってから車いすで病室に戻り…でその後副作用で泣きました。

処置後の副作用の説明などなく、意味も分からないまま激しい頭痛に悩まされ吐き気もすごく立ち上がることができません。主治医に「頭痛くて死にそうです」と言っても「腰椎の検査だったからね…様子見て下さい」と意味不明な説明だけでした。

頭痛で死にながら、自分の症状についてベットで必死にググりました(泣)いかに患者さんへの術前検査などの説明が必要か痛いくらい身に染みて感じました。

今はもちろん副作用対策で点滴などの処置もあるそうです。が、当時はそういったケアが全くなくお寺の鐘を常に頭の中で鳴らされているようなひどい頭痛と飛行機が墜落しそうな吐き気は1週間以上続きました。それはもう阿鼻糾問と言っていいくらいのえげつなさです。

その後いろいろと調べたところ、腰椎を触る系は術後はストレッチャーで帰室し病院によっては24時間ベット上安静をとり頭痛などの副作用が出ないよう看護する、そうです。

今回は前回のようなことがないことを祈ります…。

とにかく、腰椎触る系や脊椎触る系は検査後の頭痛の激しさは覚悟しておいたほうが良いかと思います。心構えがあるかないかで随分気分的にも違います。

地獄の副作用、今回は耐えきれるかまたこちらで検査や手術などレポをしたいと思います。

同じ病気で闘病している方の参考になれば幸いです。

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