頚椎神経根症手術レポ その3(入院と家族ムンテラについて)
私の持病である膠原病とステロイド関連の副作用についての記事になります。ご興味のある方はPCからですと「続きを読む」で折りたたんでおりますので開いてお読みください。(スマホからですと「続きを読む」が出ずにそのまま下に記事が続きます)
ご興味のない方はどうぞ飛ばして下さい。
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入院慣れしてくると入院生活を快適に過ごせるかを考えるようになります。
入院するたびに病棟のシステムが変わっていたり便利になっていたりします。
初めてSLEの診断のための検査入院した6~7年前は病棟にもちろんWi-fiなどなかったのに今は病棟に無料Wi-fiがあるので非常に助かります。他にDVDプレーヤーが標準装備されていたりといろいろと患者サービスも向上しています。
入院といっても常に検査や何かがあるわけでもなく暇をいかに楽しむかと考え方を転換しないと辛いです。
私の今回の暇つぶし用品はタブレットと小説。タブレットでアマゾンプライム映画やドラマを見たりネットを閲覧したりしますが、あまりタブレットばかり見ていると目がチカチカして疲れてくるので私はじっくり小説を読み込む事が多いです。今回も分厚い小説を持参しました。分厚い本は読みごたえがあるのと達成感があるのでおススメです。
私は遠方入院だったため荷物が足りなくても家族に持ってきてもらえません。そんなわけで「入院手ぶらセット」を借りてみました。一日300円くらいで毎日貸出タオル&パジャマ、3食用の割箸・ディスポスプーン、箱ティッシュやウエットティッシュ、歯磨き・コップ等が付きます。このおかげで下着とカーディガン、100円均一のスリッパ、院内ウロウロするとき用のミニバックでOKだったので長期入院の際はぜひ使ってみて下さい。
食事はあまり美味しいものではありませんが入院していると楽しみになります。味が薄いので調味料が必須。売店にいろいろ売ってます。私はのりたま、ごはんですよ、チューブバターを買いました。
レク室に1週間分のメニューが貼ってあるのでスマホで撮影して「今日は何かな」と調べていました。
イベント時にはこんなものも出ました。お節分の巻きずしです。
他には500円くらいプラスで特別メニューに変更できる時があります。フレンチ・中華・和食とあり味は分かりませんが写真を見る限りなかなか本格的でした。ちょうど特別メニューの日程の時に私は絶食だったりオペ日だったりで食べれなくて残念!
入浴に関しては、浴室は各個人の予約制です。浴室の前に予約票が貼ってあり希望の時間に名前を書いておきます。30分刻みの予約です。早く予約に行かないと変な時間しか空いていなかったりするので浴室争奪戦です。私がいた病棟の女子浴室は婦人科と一緒だったので毎日入浴する方が多くそれは激しい争奪戦でした。私はいつも取りそびれて18時30分という夕食後すぐの時間ばかりでした…。
入浴に関しては皆さんシャワーで済ませる方が多いようですが、以前に入院慣れしている方に「お風呂ためて入ったほうがいいよ」と聞いたので私は毎回浴槽を洗ってから湯を張ってお風呂に浸かってました。シャワーだけだと身体も冷えて寒いです。
シャンプーとボディーソープは「入院お手軽セット」に付いていますが、ケア用品にこだわりを。私は1回使い切りのちょっと良いシャンプーコンディショナーやボディーソープを持参しプチ贅沢をしてます。
そんなわけで、入院生活を少しでも快適に過ごすために慣れてくるといろんな工夫をしたりします。
参考になれば幸いです。
入院中は各種検査があり、その結果を踏まえて主治医が家族に説明をするのですが、その説明の事を専門用語で「ムンテラ」と言います。
私の場合、ムンテラは主人になります。平日に仕事を早めに切り上げて夕方にムンテラがありました。
ムンテラはお互い医者どうし…。しかも今回はいつも慣れている気さくな免疫の主治医ではなく主人が初めて会う整形の脊椎専門の先生。同じ骨の専門家。なんとなく主治医も主人もやりにくい感が漂います。
MRとCT、その他いろいろ画像などで説明を受けますが主人ともども他科の画像は分かりません(苦笑)
ただ、口腔外科と似ているところは私はどうやら頚部に「インプラント」を打つという事。しかもプレートを入れたりなどほとんど歯科のインプラントと同じ術式。インプラントは巨大でした。骨の移植も行います。
骨を移植は人工骨かなと思ったら腸骨採取とのこと。口腔外科の手術も腸骨から骨を取ることもあります。
えええ!!腸骨採取?痛いやん!!!
結構大掛かりになるなぁ…、口外と似てるなぁ…と先生の話を聞きながら感じました。
主人もムンテラは普段する方なのでよく分かっているのですが、やっぱり餅は餅屋で専門の主治医が一番詳しいです。素人がネットで見聞きしたような知識では太刀打ちできません。あまりそのような知識をひけらかすと医師の心証が非常に悪くなります←ここ重要!。医師が一番嫌いな言葉のNo1は「素人判断ですが…」「ネットには○○とあるのですが…」です。統計的に効果がある標準治療というものがあるので主治医を信用して任せることが重要だと思います。
今は同意書が多く、こんなものまで?というほど細かく同意書を取られます。クレーマーが多くなりましたからね、いやな時代です。
ムンテラが終わって主人と部屋に戻ると二人で多すぎる同意書のサインに追われました。
サインを書きながら「腸骨…、あいたたた」と主人。主人も腸骨が気になっていたようです。腸骨採取の術式や実際にオペを知っていると逆に怖いです。
そんなわけで、ムンテラ後は腸骨ばかりが気になり手術まで腸骨採取に恐れおののくことになりました。
では、次回はオペ編で。
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