膠原病@とにかくステロイドで太る!体重管理が大変
私の持病である膠原病とステロイド関連の副作用についての記事になります。ご興味のある方はPCからですと「続きを読む」で折りたたんでおりますので開いてお読みください。(スマホからですと「続きを読む」が出ずにそのまま下に記事が続きます)
ご興味のない方はどうぞ飛ばして下さい。
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膠原病やリウマチに罹ると、主に治療薬の第一選択は「ステロイド」になります。
私は最初膠原病の全身性エリテマトーデス(略してSLE)と診断がつく前、病状悪化から体重が38キロにまでダイエットもしていないのに減ってしまいました。身長が165センチあるので相当ガリガリ。当時、診療所では白の上下ケーシーの白衣を着ていたので主人には「一反木綿みたい」と言われていました。
それが、ステロイドの治療が始まったら特に何も食生活も変えていないのにすぐに太ってしまい…MAX12キロ増。
ホルスタインのようになってました(苦笑)
ステロイドの太り方は通常の太り方と違い、ムーンフェイス(顔が大きくなる)や牛骨肩(肩甲骨周りに脂肪がついてドラゴンボールのピッコロみたいに肩回りがごつくなる)、中心性肥満(腕、脚の付け根が太くなる)と病的で変わった太り方をするので、医療関係の仕事についていると「ステロイドで太ったんだな」と分かるんですが、一般の方からすると「病気が良くなって太ったのね」と解釈されてしまいます。
女性としてはとても嫌な副作用で本当に顔貌が変わります。当時の写真は本当にアンパンマンで酷いです。
ステロイドが減量してくると痩せてはくるのですが、一生飲んでいかないといけないのでうまく薬と付き合っていかないといけません。
10ミリ/day以下になってくるとムーンフェイスはマシになってきますからご安心を。頬の特徴的なむくみは少し残ります。
ただ、ステロイドが長くなってくるとまた別の副作用で付随していろんな薬が増えてきて、今度はステロイド以外の薬の副作用で太りやすくなります。
例えばこの薬。
身体の神経の痛み痺れを緩和する「リリカ」。
以前の記事にも書いてありますが神経性疼痛緩和の薬で膠原病やリウマチ患者はよく処方されています。萌え系アニメの主人公のような感じの名前ですが不思議な薬です。私は長く飲んでいるのでもう耐性がついてしまったのか効果がわかりにくいですが、一番最初に処方されて飲んだ時はビックリするほど効き全身の痛みが消えました。
依存性があり減薬するのが難しく離脱症状がきついのと、この薬もとても太ります。浮腫むような太り方という感じです。最初投薬時、私はめまいなどの副作用がきつくでました。変わったことがあればすぐ主治医に相談して下さい。私は一度休薬して用量を減らして再開しました。
そして、この薬も肥えます。↓
精神安定剤のジェイゾロフト。
膠原病は鬱症状が強く出るので何かしら精神安定剤系が処方されることが多いです。効果はよく分かりませんが主治医から処方されているので夜に飲んでいます。個人的な感想では浮腫みが出やすいかと思います。
その他、ステロイドの副作用で不眠が強く出るので私の場合は睡眠薬がないと眠れないので入眠剤のマイスリー、睡眠を継続するロヒプノール、睡眠の質を整えるロゼレムを飲んでます。これも太る・浮腫む副作用ありです。
とにかくこれ以外にも免疫抑制剤やあれやこれやと薬が処方されているので、気を抜くとすぐ太り浮腫みます。病的なむくみと太り方です。
体重管理に気を配らないとすぐに3~5キロ太ります。GWの連休中、食生活が乱れて3キロ太ってしまい元の体重に戻すのに大変でした。
食事に関しては、普段平日は朝は白湯と果物のみ、お昼は軽めごはんに味噌汁、夜はごはん少な目の野菜のおかずを中心に食べるようにしています。量が少ないので15時に低血糖になり倒れそうになるので「おやつ」も入れます。
意識して食事の量を管理するよう心がけています。
そして気を付けているのは20時以降は絶対に食べません。
身体の代謝を上げるために白湯やおやつの際はジンジャーなどの香辛料の入った紅茶など温かいものを飲むようにしています。常に空腹と戦っているような、腹八分目でストレスがたまるので週末だけ外食で好きなものをガッツリ食べてお酒も飲み、平日は我慢するようにしています。
運動はステロイドの副作用で骨粗鬆症、頚椎オペのためできないのでストレッチを中心に自宅でしています。過労がひどいのでランニングなどは絶対無理です。ものすごく足が浮腫むのでお風呂上りに足をマッサージしないとゾウみたいになります。
かなりストイックにしてやっと体重が現状管理できているかな、といった感じです。特に40を越してからは代謝が悪くなったのか本当に痩せにくくなっているので苦労します。
同じ病気で闘病している人たちを見ていると、やはり病的に肥えている方をみかけます。あまり肥えると膝や関節に良くないのと審美的によろしくありません。
病気中とはいえ、やっぱりまだお出かけの際位はお洒落したいですものね。
体重管理、心がけて薬の副作用と共存していけるようにしたいと思います。
同じ病気の方に参考になれば幸いです。
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