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2017年7月 1日 (土)

老猫の介護

我が家で内勤中の椎茸院長(ブラウンアメショー、♀)は今年で14歳。人間で言うと70代後半くらいでしょうか。

最近、体調を崩しがちです。

先日も食事がとれず嘔吐が激しく脱水で入院しました。

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元々腎臓があまり強くない子だったので、腎臓に負担がかかってきているのと老衰からだそうです。

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主治医の田辺ペットクリニックの先生と今後について相談し、無理な延命は避けて出来るだけ苦痛のないように、とお願いしました。

ひとまず、脱水症状が治まり食事もとれるようになったので退院して自宅へ帰ってきました。

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入院中は他の3匹のネコたちは椎茸院長が不在なのをそわそわして落ち着かない様子でしたが、椎茸院長が帰ってきたら彼らなりに気を使って見守っているようです。

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何かあった場合用にすぐにルート確保できるように留置針が置いてあるので手が巨大化してなんか可愛いです。

椎茸さんとは開業前の大変な時代からの付き合い。いわば主人と私との戦友です。この10年、まさご歯科の歴史をずっと見守り続けてくれています。

顔を見たらネコも年を取るんだなぁとしみじみ感じます。

院長は引退して、今後は名誉会長としてまさご歯科を見守ってもらう予定です。(ティー院長見習いが次期院長かなぁ?)

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ペットブームですが、その陰で隠れがちなのがペットの介護という問題です。

椎茸も足腰が弱くなりネコトイレは跨げなくなり、ペットシートをひいて対応をしています。間に合わずに粗相も多いです。

また食事も一度に多くの量を食べられないので一日6回以上に小分けに分けて与えたり等々、人間の介護と同じように手助けをしてあげないといけません。

この状態がいつまで続くかは分かりません。小康状態と危篤を繰り返しています。常に主人か私が付き添っていないと急変します。おそらく誰かいないと寂しくて病状が変わるんでしょうね。

人間のように「痛い」など主訴を訴えてくるわけではないので余計にかわいそうに感じます。正直、医療関係者の私たちでさえ戸惑ってしまうことも多々あります。

ペットは小さい時は可愛いですが、年老いた時にどう対応してあげるか。

都会では老犬・老猫ホームなどがあるらしいですが、やはり家族として迎えたからには最期まで介護し自宅で看取るのが飼い主の責任だと思います。

可愛い時だけなら絶対に動物を飼ってはいけません。

椎茸さんが「真砂家に来てよかった」と思ってもらえるよう、出来る限りの愛情を主人と与えていきたいと思います。

ペットを飼っている皆さん、どうか最期まで可愛がってあげて下さいね。お願いします。

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