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2017年12月 3日 (日)

プラケニル、副作用の実際@私の感覚では

私の持病である膠原病関連についての記事になります。ご興味のある方はPCからですと「続きを読む」で折りたたんでおりますので開いてお読みください。(スマホからですと「続きを読む」が出ずにそのまま下に記事が続きます)

ご興味のない方はどうぞ飛ばして下さい。

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2015年7月に承認されたSLE(全身性エリテマトーデス)の新薬、プラケニル。日本はSLEの治療は本当に遅れていて世界的に標準治療になっているプラケニルがやっと2年前に承認されました。

海外では数十年ぶりとなるSLEに有効と言われる新薬ベリムマブが認可されると話題です。早く日本でも承認されてほしいです。

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免疫内科やリウマチ科など専門の科ではプラケニルは処方されているようですが、普通の内科などではあまりまだ知られていない薬です。

SLEは全身に炎症が起こる病気ですが、こちらのプラケニルは内臓炎症ではなく筋肉の痛みや皮膚障害に有効とのこと。

SLE由来の筋肉痛や倦怠感が改善されるそうです。

プラケニルは世界ではSLEの第一選択の古典的な薬(60年前からSLE治療に使われているという超古典薬)がなぜ日本では新薬扱いされるかというと、この薬はもともと「マラリア」の治療薬らしく、過去に日本でマラリアの治療に使われており副作用で失明した患者がいて裁判沙汰になったから使用禁止になっていたという曰く付きなんです(詳しくは以前の記事を参考下さい→プラケニル@新薬

そんなわけで、再び失明裁判沙汰にならないようプラケニルを処方する際は必ず眼科の医師のコンサルト必要が必須になってます。

私も10月末に主治医からプラケニルを処方するに当たって眼科の一通りの検査を受けてきました。

製薬会社が「これだけは絶対に検査しておいてね」という眼科の検診内容はコチラ

眼障害(網膜症、黄斑症、黄斑変性症)有無

必要な眼科検査の項目(サノフィ社資料から)
①視力検査
②細隙灯顕微鏡検査
③眼圧検査
④眼底検査(眼底カメラ撮影)
⑤SD-OCT(スペクトラルドメイン光干渉断層計)
⑥視野検査(静的10度または30度)
⑦色覚検査

私は専門は眼科ではないのでよく分かりませんが、検査は結構時間がかかりました。眼科検査士さんが検査をして最後に眼科医が診断するという流れ。

眼科に検査に行くと最初に眼科で良く検査されるアレ(目に圧縮空気を吹きかけられるのやら視力検査やら、おなじみの検査達)をしてから、今回初めて行った検査は覗き窓が付いた機械の中を覗いて発光される光が見えたらボタンを押すというもの。目がチカチカして疲れる検査でした。

普段しないような変わった眼科検査の後に眼科医に診察をしてもらいます。

私はシェーグレン症候群も併発しておりほとんど涙が出ないので目に涙腺を刺激する装置を入れているのでその装置のチェックで2か月に一回眼科にかかってます。SLEで処方されるステロイドは副作用で目にもいろんな症状(白内障や緑内障、眼圧低下)が出やすいので眼科通院はマスト。

眼科にかかっていない人は主治医にお願いして眼科受診のコンサルトを書いてもらった方が良いです←これ重要。何かあってからでは遅いのと総合病院の場合、同じ病院内の眼科とコンタクトを取っておくとスムーズです。

眼科にコンスタントにかかっているので、特に問題もなくプラケニル処方OKの許可を眼科医からもらいました。

免疫内科の主治医から「本当は〇〇さんの身長体重から行くと1錠と2錠を交互に毎日飲んでもらう処方になるんだけど、副作用が結構出るから最初は様子を見るために少ない量から行くね」ということで一日1錠スタートになりました。

プラケニルは変わった薬で、これも以前の「プラケニル@新薬」の記事にも書きましたが身長体重で飲み方が違うようです。

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公式パンフはコチラ。

主治医の言う通り私は真ん中の一日1回1錠と2錠を1日おきに該当します。

公式パンフでは副作用は主に眼科疾患(失明)、下痢、低血糖と書かれてました。

プラケニル服用体験のブログなどをみると下痢の副作用が多いらしく「飲んだら下痢が酷くトイレから離れられなくなる」「水のような下痢になる」と書かれていてちょっと恐れおののきながら内服スタートです。

きりが良いように11月1日から飲み始めました。

1日目…特に何もなし。下痢もしませんでした。2日目も特に何もなし。

ですが3日目に食事の際にワインを飲むと酷い吐き気が。体調が悪いからかな?と思ったのですが、その後アルコールを摂取すると嘔吐してしまったり気持ち悪くなったり吐き気がひどく、受け付けなくなってしまいました。

おかしいなぁ?下痢の副作用は聞いていても吐き気はきいてないし公式パンフにも書いてない。

この吐き気はなに??

「つわり?」というくらい(実際に私は経産婦ではないのでつわりがどんなものかわからないのですがイメージで)ひどく、食べ物を受け付けない時もあります。

主治医に確認したいけど、次の受診は12月末。私は専門病院に通院しているので病院自体、片道2時間半かかるので「ちょっと」したことで予約外で行くのは気が引ける…。

飲んで1か月。毎日のように軽い吐き気とめまいでちょっとダウン気味です。

私の調べられる範囲で調べてみると、どうやら下痢に一括されているようですが胃腸障害が出やすいとの事。よく読んでみると吐き気やめまいも良く出る副作用に入ってるではないですか!

私の場合は服用してすぐに副作用は出なかったのですが徐々に出てきました。私は下痢タイプではなかったのですが、吐き気の副作用も実際にはあります。

副作用は個人差があるので一概に全員が下痢になったり吐き気があったりするわけではないですよ。ただ、個人の方々が書かれているプラケニルの服用談話のブログに吐き気やめまいは書かれていなかったので「こんなこともあるよ」という報告です。

ちなみに、1か月飲んでみて筋肉痛や倦怠感は改善したかというと、全く改善してません…。噂によると効き始めたと感じるのは2~3か月後らしいです。気長に副作用と戦いながら飲んでおきます。

まだあまり知られていない薬なので、今後飲まれる方に少しでも情報になれば幸いです。

私の副作用について、また次の受診の際に主治医に相談してみようと思います。またこちらでレポートしますね。

同じ病気で闘病中の方、治らない病気なので悪化しないようぼちぼち行きましょうね。

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