栄養指導をうけてきました@ステロイド性糖尿病
持病の膠原病SLEで治療薬をかれこれ10年飲んでいたら、副作用でステロイド性糖尿病(まだ境界性)になってました。
そんなわけで、かかりつけ医の先生から「生活指導をうけましょう」とのことでこの度初めて「糖尿病指導」を受けてきました。その中の栄養指導についてレポします。
私のケースは食後の急激な血糖値の上昇からの低血糖が主な症状。
長期大量ステロイドを服用している人なら泣けるほど「あるある」な厄介な副作用である「食欲増進」。
ステロイドって飲むと異様にお腹がすくんです。もう一人だれか身体の中に入ってきた?というくらいにお腹がすくので食べてしまいます。お腹がすく→食べる→太るの悪循環。
何も考えずに長期大量ステロイド服用中に食生活を気にしていなかった私はすぐに10キロ太りました…。人生最大のブタとムーンフェイスで心が折れたものです。ステロイドが10㎎/Day以下になると体重増加ムーンフェイスはマシにはなりますがでも自制心がないと太ります。私は10mg/Day以下になったあたりから血の滲むような(?)食事制限でなんとかステロイドを服用前の体重に戻しましたが、その体重の維持が本当に大変。
運動せずに朝昼晩の食事量を減らしていたので空腹で死にそうになりついついお菓子をつまんでしまう毎日。で、低血糖でフラフラ。
持病の治療のためとは言えステロイドの副作用で太る&ステロイドの副作用で糖尿病になる…と踏んだり蹴ったりです。
というわけで、今回ステロイド性糖尿病と低血糖予防のための食事指導をうけてみました。
まあなんというか、学生時代に栄養学があったのですが苦手で追試スレスレだったのでこの機会に一度患者の立場で指導を受けてみるのもいいかなと。患者の立場を経験することで学べることも多いんです。
指導当日。かかりつけ医の通院日に合わせて栄養指導を予約し若い女性の栄養士さんが栄養指導室で指導してくれました。
まずは一日の食事の内容の問診があります。朝はこんなの食べてーと言った感じのです。脂っこいものが好きか?魚は食べるか?飲酒は?ご飯の量は?間食は?などなど。
ああ、なんかこの感じ懐かしい。学生の頃の相互実習みたい…。
問診の内容を総合して食事の内容について資料を使って説明があります。
私の場合、各一回の食事量が少なすぎて間に間食を摂ってしまうので一回一回の食事をバランスよく多めに食べて間食をなくしましょうということでした。
みなさん、ここで改めて恐ろしいカロリー表を。これを見て油物や甘いものを控えてみてもいいかもです(笑)パスタ、カロリーたかっ。お酒、カロリーたかっ!気を付けます…。
私の場合は身長体重からして1日1800カロリーまでOKとのこと。膠原病であまり運動が出来ない分食事をきっちりコントロールしたほうがいいとのこと。
肉大好き、魚キライ、野菜あんまり好きじゃないですが、ちょっとばかり長生きしたいので食事制限して悪あがきしてみます。
で、指導を受けている間ずーっと気になっていたのがコチラ。
食品サンプル(笑)
私、食品サンプル見るの好きなんです。指導もさることながら食品サンプルが気になり写真を撮らせてもらいました。
そしてもっと恐ろしいものを見つけてしまいました。
コレ、1キロ分の脂肪の塊だそうです。気持ち悪いー。この1キロ分の脂肪を燃やそうとしたら1枚上の食品サンプルの後ろの運動目安表にあるように相当頑張らないと痩せません。
40過ぎると代謝が悪くなるので痩せにくいのでホント食事制限がんばらないとなぁと脂肪の塊を見て感じました。
視覚的な脅しがあると指導は効くなと違うところに感心してしまいました(笑)
うちでも歯周病のえげつない模型を買って衛生士の岡田と那須に指導で使ってもらおうかなぁ。歯茎ボロボロの歯周病の香り付きの指導模型なんかあると患者さんにも効果的かも(笑)
そんな感じで初の食事指導でした。
当院にも栄養士の寺尾が在院しています。これを機に当院でも糖尿病の方が多いので(歯周病と糖尿病は関係性が深い)衛生士の歯周病治療と併せて栄養士の簡単な食事指導も入れていけたらなと思ってます。口腔外科なのでそういった所の指導も強化できれたらなと考えています。
自分が病気になっていろんな治療や指導を受けると勉強になるなとポジティブに考える難病患者でした☆
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