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2021年11月 6日 (土)

霜月

11月になりました。霜月ですね。

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診療所の事務でお礼状書きがあります。11月に入り候文に「きんもくせい」と書こうとして「さて、きんもくせいって漢字でどう書くのだったっけ?」と調べてしまいました。

漢字では「金木犀」と書きます。

普段PC上で文章を書いているとふと手書きをした際に文字が出てこないことが最近多々あります。

字面はなんとなく覚えていてもいざ書くとなると難しいですね。こういった機会に漢字を手で書いて覚える作業をしております。

金木犀、良い香りですね。

小中学生の時の通学路に大きな金木犀の木があり秋の終わりから冬の始まり頃になると優しい秋の香りがしていたのを思い出します。自宅の近くにも金木犀の木がどこかにあるようで、この時期洗濯物を取り込むときにそこはかとなく香り懐かしさを感じています。

視覚、臭覚といろんな五感がありますが、臭覚は後々まで強く記憶に残るんだそうです。

みなさんは「香りの想い出」はありますか?

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11月7日は二十四節気の立冬です。暦の上では冬の兆しがくるという意味です。

中国のことわざで「立冬補冬、補嘴空」というものがあり、立冬はその時期に収穫されたものを食べて栄養を補給しなさいという意味だそうです。寒い冬を乗り切るための冬支度をと言ったところでしょうか。

11月2日頃は七十二候では「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」。楓や蔦の葉が色づき始めます。和歌山県の高野山はもう紅葉の見ごろだそうですよ。南の海沿いの田辺はまだもう少し先と言った感じです。この頃の俳句の季語には「薄紅葉」「初紅葉」が使われ木々の色づき始めた情景を表していますね。

また10月27日から11月9日の2週間は「読書週間」です。昭和22年に開始され今に至ります。いつもここで書いていますが現代は読書離れが進んでいるのでもっと啓発したらいいのにと思います。

私は伝記を読むのが好きで最近は和歌山にゆかりのある「花岡青洲」を読み直しています。

世界で初めて全身麻酔を成功させた医師ですが、そこに隠された嫁姑の女性独特の確執など人間臭いドロドロがあり青洲先生も苦労したんだなぁと感じます。

青洲先生の流派は積極的に外科治療を行っていたようですが、昔の方はガンの切除や抗がん剤などはないので一体どうされていたんだろう?と不思議です。

和歌山県紀の川市に「青洲の里」という施設があり、実際に青洲が治療を行ったと言われる春林軒が再現移築されています。当時の医療の現場やその頃に使っていたと思われる医療器具なども展示されており興味深いです。

主人と何回もドライブがてら青洲の里に遊びに行きました。近くに産直市場などもあり買い物も楽しいですよ。

今は有料道路が近くまで通ったのでアクセスが良くなったのでぜひ遊びに行ってみて下さい。

「灯火親しむ」という言葉の通り、秋の夜長は読書を楽しみたいですね。

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診療所です。

11月は「いい歯の日(11月8日)」があるということで、歯科衛生士の岡田が歯の衛生用品を待合室にてピックアップして販売しております。この機会に「歯間ブラシを使ってみたいんだけどサイズが分からない」と言う方に歯間ブラシ各サイズ1本からのお試し販売も行っています。

祝日がある関係で予約がかなり取りづらくなっております。

近隣の一般歯科の先生方からも難しい親知らずの抜歯や良性腫瘍関連の手術依頼も多く入っており、虫歯の治療や小児歯科、入れ歯治療の予約を受けることが難しくなっております。

口腔外科専科ですので手術が優先となりますので何卒ご理解ご協力の程お願いします。

今週もスタッフ一同頑張りますのでよろしくお願いします。

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