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2021年12月18日 (土)

年の瀬

あっという間に12月も半ばになりました。師も走る師走…と毎年この時期にコラムに書いていますね。

12月13日は「事始め」。花街では正月の準備に入ります。舞妓になりたてから応援していて今は自前になっている贔屓の芸妓ちゃんから「おめでとうさんどす。どうぞ相変わりませず、おたの申します」と今年も挨拶がありました。

今は何でも省略、〇〇ハラなどで風情がありませんが、昔ながらのこういった挨拶を受けると気持ちが良いですね。

私は個人的にきちんと礼を尽くす習慣は残していった方がいいんじゃないかなと感じます。

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12月の季節のことばですが、12月17日~21日までを七十二候で「鱖魚群」(さけのうおむらがる)と言います。

鱖という字が変換できませんでした(笑)

由来は川で産まれて海へ下った鮭が産卵のために川へと里帰りする頃なんだそうです。

鮭という魚は海で5年ほど過ごすらしいのですが、長く海で暮らしてもほとんどの鮭が自分が生まれた川を覚えており元の川へ戻って産卵するそうです。

なぜ鮭が生まれた川を覚えているかと言うと鋭い嗅覚による説が。まだあまり解明されていないそうです。

産卵のために遡上してくる鮭は食事もとらず役目を終えると力尽きます。次の命のために。

母は強し、ですね。

12月のはじめに何年かぶりに実母の元に帰省してきました。親元を離れて遠くに嫁いでいるので帰省するにも一苦労。帰ろう帰ろうと思っていた矢先にコロナも重なり本当に久々に母と再開できました。

私自身治らない難病持ちで最近は持病がかなり悪化しており長時間移動をするのが辛い状態で、この機会を逃したら私自身もいつ動けるか分からない…と思い切って行ってきました。

母も非常に喜んでいました。

実家で母と暮らしているときは出来立ての食事、快適な布団、部屋は掃除され洗濯はきちんと畳まれて置いてあるというのは当たり前だと思っていました。

でもそれはとても幸せでありがたい事であるとしみじみ実感しています。

本当に何年かぶりに母と台所に立ちました。こんなにお母さん背が低かったかな?と縮んでしまった母の背中を見ていると離れていた年月の長さに胸にこみあげるものがありました。

私も年を取ったし、母も年をとりました。

3泊4日だったのですが、母は私が好物だったものをあれもこれもとたくさん準備していました。私が小さい時の好物を嬉しそうに作る母を見て親にとってはいつまでたっても子供のままなんだなと微笑ましく感じました。

母と一緒に料理をする、買い物をする…ただそばにいる。普通のなんてことのない平凡な日常に小さな幸せを感じました。

最終日の母の寂しそうに私を見送る姿が目に焼き付いています。

主人が親元にいるのが羨ましいとすら感じました。

親元を離れて嫁ぐことは、私が自分自身で決めたことですが…。

遠く離れて暮らす母の子を想う気持ちに触れて「親子」という絆について深く考えさせられました。

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診療所です。

当院では開業当初から滅菌関連には力を入れていて大きな病院の手術場に置いているのと同じ高速滅菌機「ステイティム」を導入しています。通常の滅菌機よりもかなり早く滅菌できるので数が少ない器具や歯を削るタービンなどの精密機器の滅菌に使っています。

うちの医院はこの滅菌機がフル回転なため壊れやすく、この度3代目となるステイティムがやってきました。

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3代目からはなんと!機械のフェイスがフルモデルチェンジして液晶パネルになっていました!

最近コロナで「滅菌滅菌」と騒がれるようになったため、医科歯科で滅菌機の需要が高くなり確保がかなり大変なところを歯科材料屋さんがなんとか確保してくれて手に入れることができました。

性能が上がったのでしょうが、初代2代目は80万円前後だったのに3代目は定価120万円とのこと。かなり値段が高騰しています。ほんと、値上げラッシュでいろいろ高いです…。

そんなわけで3代目ステイティム、頑張ってまさご歯科の滅菌よろしくです!

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通常診療が12月24日の午前診察までとなっております。年明けが1月6日からです。

12月はすでに予約枠がすべて埋まっておりかなり混みあっております。ケアなどお急ぎではない処置は年明けでお願いしております。何卒ご理解ご協力の程お願いします。

今週年内ラストになりますがスタッフ一同頑張りますのでよろしくお願いします。

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