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2023年9月30日 (土)

SLE治療薬 サフネロー4回目・帯状疱疹ワクチン接種2回目(その2)

膠原病の難病「全身性エリテマトーデス(略してSLE)」の新薬「サフネロー」点滴の治療記録です。

興味のない方は飛ばして下さい。

「サフネロー」の治療に関する患者目線のSNSが少ないので私の治療記録を記載します。今後同じ治療を受ける方の参考になれば幸いです。

過去の記事は SLE通院日記・サフネロー というカテゴリーを作っていますのでそちらに記事が入っています。

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前回のサフネロー4回目の治療記が長くなったので続きです。

帯状疱疹のワクチン1回目の時は副反応という副反応がすべて出現(悪心、頭痛、その他不快症状。こちらの1回目接種の感想コラム参照)して死にかけていたので、2回目ワクチン後の副反応にかなりビビってました。

確かに接種後は頭痛と怠さはあったものの1回目ほどではありませんでした。

実は主治医にも言いそびれたのですが、1回目の帯状疱疹ワクチン接種後の1か月後くらいに…実は帯状疱疹になりました。

左の肩甲骨から背中にかけてチクチクしだして独特のあの赤い発疹ができ頭痛、発熱しました。

…ってコレってもしかしてもしかすると帯状疱疹??!

ちょうど発疹が出現したときは3連休の初日だったので近所の内科も休み。主人にも「これって帯状疱疹ちゃうの?」と背中を見てもらったら「うーん、帯状疱疹っぽいなぁ。というか帯状疱疹やなぁ」とのこと。

救急に問い合わせて自分の車で行こうかなと思ったのですが、先日大ゲロ感染性胃腸炎で意識を失って救急車で行ったところだしなぁ…。まあ主人(一応口腔外科で顔周りの帯状疱疹を診ている)が診断してくれたしなぁ。

なんてノタノタしていると発疹も増えてきました。

帯状疱疹が出現したら72時間以内に抗ウイルス剤を投与しないとあんまり効果がありません。たまたまうちの医院にヘルペス治療用に抗ウイルス薬「バルトレックス」を常備していたのでそちらを主人に処方してもらいました。

幸いそのお陰か1週間くらいでチクチクと発疹は消えました。

みなさんは変な痛みがある発疹が出たらすぐに皮膚科か主治医に連絡して下さいね。

コロナでご存じだと思いますが、ワクチンを打っても100%防げるわけではありません。私もこの1回目帯状疱疹ワクチン後におそらく帯状疱疹に罹ってしまって免疫がついてしまった?から2回目の帯状疱疹ワクチンの副反応がさほどではなかったのかもしれません。

本当にサフネローという薬は帯状疱疹に罹りやすいんだなぁと身をもって感じました。サフネロー受診中の方はワクチンを打っても万全ではないのでお互い気をつけましょうね。

サフネローはやはり2週間くらいで切れるのが分かります。肩や首の引きつる様な筋痛や手の手指のむくみや関節痛が出てきます。3週目には完全に切れて「いつも通りのSLE」に戻ります。なので3週目から受診日までは指折り数えてサフネローと念じる日々となります。

本当に麻薬と同じで「早く早く打ちたい」となります。怖い薬です。

そんな感じで9月の受診日を指折り数えて待っている頃、左足の親指の爪あたりが赤く腫れてきました。深爪?が酷くなった感じです。痛いなぁと思いつつ「深爪だから伸びたら治るだろう」なんて思ってました。

というわけで、足の痛さよりもサフネロー切れと夏の残暑と陽射しのせいか身体の怠さと筋痛と関節痛が勝ってしまいヘロヘロな8月でした。

というわけで、次回は9月の5回目サフネローと意外な副作用を書いていきたいと思います。

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