【スタッフコラム】今週の担当:古里
モネ展
GWもそろそろ終わりですね。私は4月精力的に活動したり、人混みが苦手だったりもあるので、GWはお家でのんびりしたり、先生と初バチコンに行ったりしました(笑)
さて、私の趣味はヲタ活とガチャガチャです。実は他にも趣味があります。それが美術鑑賞です。(また趣味嗜好が180度違いますね〜笑)
先日、大阪中之島美術館で行われている『モネ展』に行ってきました。
モネは印象派の画家です。他にもルノワールやドガが有名です。
まず『印象派』とは19世紀後半にフランス・パリで始まった芸術運動のことです。
当時のアカデミーでは『新古典主義(神話や聖書、歴史上の出来事がテーマとした筆跡を感じさせない繊細なタッチの作品)』がテーマでサロンで高く評価される傾向があり、この制約の疑念心から結束されました。
『印象派』の作品は、自然の直接の“印象”を表現し、その場の空気感や臨場感を伝えることを追求しました。言わば『自身の目に写った光景をそのまま描くこと』です。
上記で書いた『古典主義』とは真逆の芸術観です。今でこそ当たり前ですが、サロンでは「実像がない」と非難轟々だったらしいです。
ちなみに、世界史の教科書に掲載されてるナポレオンが白馬(実際はラバ)に乗っている挿絵は『新古典主義』に該当します。
と前説が長くなりましたが、今回のモネ展なんと展示作品全てがモネの全5章構成でした。
第1章だけモネが、印象派を始める前の人物画や静物画の作品の展示があり、以降はモネといえばのタッチ・色彩の印象派作品がずらりと年代別・テーマ別に展示されていました。
連作作品群の『積みわら』や『ウォータールー橋』は、作品を比較して鑑賞できるように、同じ目線の高さに等間隔で展示するという工夫を施されていました。
同じ場所の風景でありながら天候や光の入り方・季節・モチーフの距離感などさまざまな要素が違う視点で描かれていたので、モチーフに強弱があったり、同じ構図なのに全体の雰囲気が違って見えたりしモネの視覚的感覚と色彩感覚には脱帽しました。
本展の最終章では、モネ最大の連作である『睡蓮』が展示されていました。晩年白内障を患っていたらしく、今までの作品とは違い輪郭の分かりづらさ、ストロークの短さと色彩だけをキャンバスに落とし込んでいる荒々しい描写で、晩年どんな視界で生きていたのかを感じさせられました。
とめちゃめちゃ『モネ展』レポになっちゃいましたね。撮影可能な作品もあり、
モネ100%本当に大満足でした。少しだけモネの目になれた気がします。
特に気に入った作品は『プールヴィルの断崖』です。
みなさんモネの作品を観る機会があれば、是非とも至近距離からと遠距離から観てみて下さい。面白い発見ができますよ〜
物販販売店では、いつも通り爆買いしてしまいました(^ ^)
今週のお花は、ガーベラファーム西浦さんからいただいた「ガーベラ」です。
いつもいろんな種類のガーベラありがとうございます。
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以上、古里のコメントでした。西洋美術史の詳しい説明でビックリしました!色んな多彩な趣味で感性を磨いて下さい!私も絵画鑑賞が好きで日本画をよく見に行きます。
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