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2024年7月20日 (土)

凌霄花

酷暑続きですが夏バテされていませんか?私は暑さに身体が追い付いていなくてバテ気味です。診療所の斜め向かいの救急指定病院に日中よく救急車が停まっているみたいです。熱中症に気をつけて下さいね。

暑い時に一層暑さを感じさせてくれるのが、古い民家の軒先などに咲いているこの赤い花です。

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都会の方はあまり目にする事はないかと思いますが、田舎だとよく目にします。皆さんご存じですか?

凌霄花と書いて「ノウゼンカズラ」と読みます。

なんだか粋な感じの字面で、凌は「しのぐ」、霄が「そら」を意味し、空をもしのぐ勢いで咲く花と平安時代の薬物辞書には記載があります。ツタ性の植物です。

凌霄花には面白い逸話が残っています。

ある日、松の木が凌霄花に恋をします。松の木の想いは凌霄花に届き、自分に巻き付いていいよと快く了解します。しかし凌霄花のツタの勢いは留まらず松の木に全部巻き付いてさらに違う木にも巻き付き始めて、松の木は寂しい思いをするんだそう。

凌霄花は魔性の女と言ったところでしょうか。

花言葉はこの逸話をうけてかどうかは分かりませんが「華のある人生」「女性らしい」だそうです。

凌霄花の花の蜜は毒性があり花を触った手で顔を触るとかぶれることがあります。さらに繁殖力の強さから植えてはいけない植物の一つとも言われています。

毒々しい美しさに見えるのにはきちんと理由がありましたね。

撮った写真などの謂れを調べると面白いです。

そんな夏の花の紹介でした。

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先日水曜に初診の方が1万人を超しました。

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記念すべき10,000番のカルテです!(まだカルテや問診票など未記入の時に撮影したものです)

カルテには5年間の保管義務がありますが、当院では開業当初からのカルテをほとんど残しており2階の倉庫にカルテラックを常設しています。壁の棚一面では足りずに3年ほど前に増設したのですがかなり場所を取ります。

都会のテナント開業医の先生方はトランクルームを借りていると聞いたことがあります。

スタッフルーム確保やカルテやら歯科材料のストックやらで物が増えてくるので2階を倉庫にしていて良かったなと思います。

田辺の人口が今7万人くらいだそうなので口腔外科もやっとこの地域に浸透してきたなぁと感慨深いものがありました。

今後も田辺の口腔外科に少しでも貢献できれば幸いです。

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診療所です。

夏休みに入ります。大学等で都市部に進学した方がこの時期に帰省し親知らずや腫瘍の手術をすることが多いです。

また近くに海水浴場があるため転んで顔面を切った、歯が折れた、口の中が切れたなどの外傷救急も増える時期です。

当院は基本的に虫歯や入れ歯の治療、ケガ以外の子供の虫歯治療全般、各種歯科検診などの一般・小児歯科の新規受付は行っておりません。

お子様の学校健診の紙の受診につきましては、手術優先のため近隣の小児歯科のある歯科医院へ受診をお願いしております。ご理解ご協力の程お願いします。

今週も混み合いますがスタッフ一同頑張りますのでよろしくお願いします。

 

 

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