暑さ寒さも彼岸まで
シルバーウィークも終わり、9月も残すところあとわずかとなりました。
日中はまだ暑さを感じる日もありますが、朝晩はずいぶん過ごしやすくなり、少しずつ秋らしくなってきました。
この時期、道端や田んぼの畦に目を向けると、鮮やかな赤い彼岸花が咲いているのを見かけます。
毎年、お彼岸の頃になると姿を見せる彼岸花。その名前は秋のお彼岸の時期に花を咲かせることに由来するといわれています。
また、「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」というどこか神秘的な名前で呼ばれることもあります。これは仏教の経典に登場する言葉でサンスクリット語に由来し「天上に咲く花」を意味するとされています。
彼岸花にはこのほかにもさまざまな呼び名があります。花が咲いている間は葉がなく、花が終わってから葉を伸ばす特徴から「葉見ず花見ず」と呼ばれることもあります。
球根に毒性があることも彼岸花の特徴の一つです。昔はモグラやネズミなどから農作物を守るため、田んぼや畑の畦に植えられたといわれています。お墓の周りでよく見かけるのも土葬が一般的だった時代に、動物から墓地を守る目的で植えられたという説があります。
普段は何もないように見える場所から秋になると突然茎を伸ばし一斉に真っ赤な花を咲かせる彼岸花。花が終わると葉が伸び、冬を越した後、春にはその葉も姿を消します。
毎年、忘れずにお彼岸の頃に咲く彼岸花を見ていると季節はきちんと巡っているのだと感じます。
「暑さ寒さも彼岸まで」と昔からいわれるように、長かった今年の暑さもそろそろ一段落し気持ちのよい秋を楽しめる季節になってほしいですね。
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診療所です。
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